茂野吾郎 薫。 『MAJOR2nd(メジャーセカンド)』について語ろうじゃないか: 清水大河の姉、薫とはどんな人?茂野吾郎の妻にして大吾の母!

茂野吾郎

茂野吾郎 薫

《作品説明》 茂野 吾郎 30才。 アメリカ在住、ホーネッツ在籍中で、薫ちゃんとの間の第一子、長女いずみが3才になる頃のお話です。 当然ですが、2人の結婚生活に対する筆者の完全妄想世界。 ほんのちょこっとだけ、ラブラブ要素ありです(笑) 上記の事をご理解いただける方のみのご閲覧を、どうぞよろしくお願い申し上げます。 [newpage] ~遠征の後で~ 昨日のナイトゲームまでで、長い事続いていた遠征試合がひとまず終わった……。 そして移動日となった今日。 大陸を移動する為の数時間のフライトを終え、たった今14日ぶりの我が家に辿り着いたところだ。 空はまだ明るい。 こういう早い時間に遠征から帰れた時の、俺の1番目の楽しみは………。 「おとさ~ん!」 「お帰りなさい。 今回の遠征もご苦労様でした」 開けられた玄関ドアの中。 必ず笑顔で迎えてくれる、いずみと薫に会える事。 「ただいま……!よぉ~いずみ!いい子にしてたか?」 「してた~!」 叫ぶようにそう答えながら、正面から飛び付いてきたいずみを俺はヒョイッと片手で抱き上げた。 それを少し大げさな動きでやった事で、楽しそうに笑い声を上げた娘は今年3才になる……。 まだまだ、片腕だけで抱ける大きさのいずみ……。 けど、少しずつ重くなってきていると思うのは、いずみがちゃんと大きくなってる証拠だよなぁ……。 生まれてからずっと、いずみは大した病気も大きなケガもなく育ってる。 シーズン中は家にいない事が多い俺。 それでも、こうして久しぶりに帰って来た俺に、明るい笑顔を向けてくれる娘に育ってる。 それは全部……こいつのおかげ………。 視線を向けた俺に「何?」と答える代りのように、小首を傾げニコッと笑った薫。 いつだって俺を癒してくれるこの笑顔のおかげで、長い移動の疲れもすっ飛んでく気がすんだ……。 けど……そう考えたせいで、変にしまりのない顔になっちまいそうになった俺は、それを止める為にデカめの声を上げ腹をさすり始める。 「ああ~~すっげぇ腹減った……!今すぐ食いてぇけど……やっぱ、まずは風呂だよなぁ」 「全くもうぅ~~毎回遠征から帰ってくる度に、決まって「腹減った!」が、あたしへの第一声だよね?」 薫が呆れ顔でこう言うのも毎回の事。 そして遠征帰りの家の中に、この香りが漂っているのも毎回の事だ。 俺の大好きなカレーの匂い……。 これを嗅がされりゃ、途端に腹も減ってくるに決まってるっての……! 「いずみと風呂に入ったら、すぐ飯にしてくれな!!んじゃ、これ頼んだぜ~!」 「あ、またっ!もうぅ~~!!お風呂に行くなら、バッグもそのまま持って行って洗濯物を出してよ~~!」 いずみを抱いたまま、玄関先でバックを放り投げる俺にこの声がかかるのも毎回の事。 ここまで同じだと、まるでタイムマシンで過去に遡りこのシーンを繰り返しているのかとさえ思えてくる……。 けど、その中で間違いなく違うのは、この腕に感じるいずみの重さ。 少しずつ……けど確実に大きくなってる子供の成長ってのは、凄いもんだなと思わされる。 だってよぉ……薫の重さは、ずっと変わんねぇもんなぁ……?あ、いや……そう言えば、ここ最近で少し変わってきてたっけか……なんて言っちまうと、またどやされんだろな。 今、思った事で苦笑し始めた俺の顏を、いずみが丸い目をして覗き込む。 「なんでもねぇよ」と頭を撫でたら、薫とよく似た笑顔を見せた。 うわ……可愛くてたまんねぇ~~思わず両手で抱き締める。 娘をどこにもやりたくねぇってのを、やっぱ男親は思っちまうもんなんだな……。 妹の千春にばっか特別うるさく言う親父の気持ちが、既にわかっちまった気さえする……て、事は……俺も未来はああなんのか……? そんな先の事まで考え始めた自分に呆れながら、俺はさらにギュッといずみを抱く手に力を込めた………。 [newpage] そしてこれが、遠征から帰った後の2番目の楽しみ……… いずみとの風呂。 久しぶりに、風呂の中で目一杯遊ぶ。 その途中で思い付き、いずみに浴槽でバタ足をさせてみた……ら……おお~こいつ初めてにしては上手い……!と、感心した俺。 けど、その音を聞いて風呂場を覗いた薫には、プールじゃない!って怒鳴られた。 いいじゃんかなぁ~?風呂場でのバタ足なら、俺もガキの頃よくやってたぞ。 そして、だ……遠征から帰った後の3番目の楽しみは………! カレーカレー!やっぱこのカレーライスはうちでしか食べれない。 遠征先のホテルやレストランでカレーが出てくる事もあっけど、あれとこれとは全然違う。 そう、これなんだよ、これ……!これが日本のカレーなんだ……!!ああ~米も美味いぜ、たまんねえぇ~!! 俺につられてお替わりを続けるいずみを、薫はずっと心配してる。 それを見て「こんくらい食ったって、どうって事ねぇだろ?いずみは俺とお前の子なんだからよ」と言ったら、ジト目のあいつに睨まれた。 「あたしは、そんなにお替わりしないじゃん!」 「しない、でいるだけだろ……?ここんとこ、体重も気にしてたみてぇだもんな?」 「え、なっ……なんで、そんなこと……!」 「今回の遠征前に、お前ってば風呂場で何回も体重計乗り降りしてたじゃんか?それ見て、てっきり壊れちまったのかと思ったのによぉ……後で使ってみたら、全然問題なさそうだったしな」 「あ……あれ……見てた……の………?」 「たまたまな?けど、あんな使い方してっと、そのうちマジに壊れちまうからやめとけよな?」 ニッと笑ってそう言ったら、薫の表情がジト目なんてもんじゃないものに変わった。 マズイ、マズイ……もうお替わりは無し!とか言われちまう前に、大人しくしておかねぇと………。 その後も、どうにかお替わりは無し!とは言われずに終えた夕食。 はあぁ~満腹満腹。 食後にリクエストした日本茶を飲みながら、毎日カレーでもかまわねぇのになぁ~と、本気で思う俺だった……。 [newpage] そして遠征から帰った後、4番目の楽しみは………もちろん、これだ。 いずみを寝かしつけに行った、薫の戻りを待ってる俺。 どうにも俺には寝かしつけってのが出来ない。 どう頑張ってみても、俺の方がいずみより先に寝ちまうからだ……。 だから、薫の戻りはリビングで待つ。 ベットで待ってっと、そこで俺が先に眠っちまうってのもあるかんなぁ……。 なんせ14日ぶりだぞ……もう我慢の限界だっつーの……! そんなことを考えながら、テレビも付けずにリビングで待機していた俺に、思っていたよりも早く階段を下りてくる薫の足音が聞こえてきた……。 「あの子、今日はあっという間に寝たよ。 やっぱり、いずみもおとさんに遊んでもらうと、いい感じに疲れるみたいだね」 「そりゃ良かった。 んじゃ、俺等もさっさとベットに行こうぜ?」 「え……も、もしかして……する、の………?」 「するに決まってんだろ?ったく……!毎回、聞くなっての」 「だ、だって……今回は長い遠征だったから、疲れてるんじゃない……?」 「長い遠征だったから、するんだろが?つか……それも毎回同じ事を聞かれてる気がすんぞ?」 「あ、うん……そ、そうかもな……。 で、でもさぁ~吾郎の体が心配だから毎回聞いてるんだよ?」 「体の心配してくれんなら、素直にさせてくれりゃいいだろ?でなきゃ下半身が爆発しちまうっての!」 「あ、あたしが心配してんのは、下半身じゃないし……!」 「…あのなぁ……ここの心配こそ、お前がしてくんなくてどうすんだよ?他の場所は、トレーナーやドクターにも診てもらえんだから大丈夫なんだよ!」 「そ、それは、わかってるけど……吾郎が無理してたらよくないと思って言ってるんだってば……!」 「無理ぃ……?『野球』での無理と違って、これは無理してすることじゃねぇだろ?つか……!これが出来ねぇ方が、男としてかなり心配だっての!」 「あ、あのなぁ~~『野球』でも、無理はしちゃダメなんだってば……!」 こんな会話を続けてると、どんどん真っ赤になってくるこいつがたまらない。 それこそもう無理、我慢出来ねぇ。 結局は、勝手に薫を抱き上げ歩き始めた俺。 それに驚き、小さな声を上げてから、落ちないように俺の首につかまり文句を続けるこいつ。 これもまたよくある事だ……けど……お………? 思わず、自分の腕に感じたまま「増えてた体重、いくらか戻ったんじゃねぇか?」と、口にしたら、人の頭をグーで叩きやがった。 相変わらず、女のくせにグーで攻撃してくるこいつ。 ほんと昔から変わらねぇ……。 けど、これでいい、こいつはこいつのままがいい……。 「なぁ……あんま無理して痩せたりすんなよな?」 「…え……で、でもさぁ………」 「だってよぉ……女って、痩せると胸も痩せちまうんだろ?そんなもったいねぇことする必要ねぇじゃん」 冗談半分で言ったことで、さっきよりも強くグーで叩かれた俺。 くっそぉ~~今のはかなり痛かったぞ?けど、両手がつかえねぇから反撃出来ねぇ~~。 「こんのぉ~~反撃も防御も出来ねぇ人間をグーで殴るなってんだよっ……!後で、この分もきっちりお返しさせてもらうかんな……!」 「な……だ、だって……!さっきから、吾郎が変なことばっかり言うからじゃん……!!」 俺からのどんなお返しを想像してんだか、余白がないほど顔中が真っ赤になってる薫。 こんなこいつが可愛くて、俺はつい笑っちまう。 けどな……マジに体重なんか気にすることねぇんだよ。 お前が今より重くなったって、俺にはまだまだ持ち上げられる自信があるぜ……? その後も、薫からは色んな文句が続いていたみたいだが、そんなもんはもう聞こえやしない。 目的の場所を目指すことだけで頭がいっぱいになっちまった俺は、階段を上った後、小走り状態で廊下を進みゲストルームへと到着した。 俺等の寝室は、いずみのベットも入ってっから使えねぇもんな……。 毎度この時ばかりは、ゲストルームにもでかいベットを置いといて良かったと、つくづく思う。 [newpage] そして………薫をベットに下ろすと、すぐに邪魔な服を脱がし始めた俺。 服が残ってんのもいい気分の時もあっけど、今日は無い方がいい。 ありのまんまのこいつを、全部見たいから………。 「ちょ、ちょっと……吾郎……!なんで、あたしだけ脱がせるんだよ?吾郎だけ着てるのなんて、ずるいじゃんか~~!」 今度は、自分だけ脱がされることへの文句を言い出しやがった。 けど、それには全く答えず、俺は薫の服を無くすことにだけに専念する。 んなもん、仕方ねぇじゃんか!早くお前に触れたくて、どうしようもなかったんだぞ?自分の服なんか脱いでる暇はねぇっての……! ずっと欲しくてしょうがなかった体が、俺が触れた途端に火照り始める……。 その表情も、その声も……ああ、ほんとたまんねぇ………。 もっと……もっとだ……この時にしか見れない艶かしいこいつが見たい………。 遠征でたまりにたまった欲求をはらす為に、さらに薫に触れ続けるつもりでベット上で体制を変えた俺。 そしたら……… 「…マ、ママァァ………!マァマァァ~~~!!」 ドキイィンンッッ………!! いずみの叫ぶような声が聞こえ、俺の心臓が跳ね上がる。 しかもだ……そのすぐ後、寝室からだった呼び声は、廊下からの泣き声に変わった。 「い、いずみっ……!や、やだ、あの子、起きちゃったんだ……!」 「お、俺が行く……!薫はここにいろ……!」 起き上がった薫を制止して、ベットから飛び降りた俺。 だってそりゃそうだろ……?お前の服は、俺が全部剥がしちまったんだぜ? 母親が素っ裸で廊下に飛び出してきたら、いずみはもっと泣くんじゃねぇか……? そんな風に考えながら慌てて部屋から出た俺は、涙を拭いながら階段に向かっていたいずみを抱き上げ、寝室へと戻り始める。 「どうした、いずみ……?ほら、泣くんじゃねぇよ。 おとさんもママも、ちゃんといるぜ?」 「…いずみ……こわかったよぉ………」 「んだよ……怖い夢でも見たのか?そんなもん、もう忘れろ」 俺に抱き上げられたことで安心したのか、先ほどまでの怯えた表情がいずみから消えた。 そして俺の首に腕を回してしがみつく。 そのまま寝室に入り、いずみをベットに下ろしてはみたが、目を開けたままのいずみは俺の手を離さない。 しかも……… 「おとさん……こ~こ………!」 いずみのベットとくっつけて置いてある、俺等のベットをポンポンッと叩きながらそう言われちまった。 すぐにでもゲストルームに戻りたい気持ちでいっぱいの俺だったが、さすがにまだ涙目の娘からの誘いを断るわけにはいかねぇ……。 いずみと手を繋いだまま自分のベットへと上がった俺は、娘の横に寝転がる。 「お休み、いずみ。 ほら、目つぶって早く寝ろよ?」 「…おや…すみ………」 挨拶は返したものの、まだどこかで不安そうに俺を見つめてる。 こりゃ、こっちが寝たふりでもしねぇと目を閉じてくれそうにねぇなあ……。 そう思い、まだ俺の手を離さずにいる小さな手を、両手で包んで先に目をつぶる。 「なあ、いずみ……。 今はちゃんと寝て、朝になったらおとさんとキャッチボールして遊ぼうぜ?」 「うん……!いずみボールやる~!」 そう答えたいずみの声を聞き、目をつぶったままの俺の口元が上がる。 この嬉しそうな声は、俺とのキャッチボールを楽しみにしてくれてるってことだもんな……? いつもいずみとやるのは、ビーチボールでのキャッチボールだ。 あのフワッとした軌道を描くボールを、こいつは結構上手にキャッチするんだよなぁ……。 なんだか、俺まで朝になんのが楽しみになってきちまった……。 まだまだ小さい俺の娘………安心して、いい夢を見んだぞ………?夢の中でも、お前が楽しく笑っていられるように……さ………。 声には出さなかったその想いが、手から手へと伝われと願いながら……俺は大切な小さな手をギュッと握り締めた………。 [newpage] (…あ~あ……やっぱりこうなってたかぁ………) 寝室へ入り、すぐに目に留まった予想通りの光景によって、パジャマ姿の薫に笑みがこぼれる。 しばらくはゲストルームで大人しく待っていた薫であったが、さすがに経過してゆく時間の長さが気になり始め、しっかりとパジャマを着直してから移動してきたのだった。 それにしても………手を繋いだまま眠っている父娘の姿は、微笑ましい以外に形容する言葉がみつからない。 本来なら自分の寝場所である位置を吾郎に取られてしまったことになるが、薫にはとてもこの父娘を離そうとは思えなかった。 それに……今、吾郎を起こせばきっと……… 「今日の続きは、オフの明日しようね……?お休み、吾郎。 いっぱい寝て、少しでも遠征の疲れを取るんだぞ?」 小声でそう言ってから、吾郎の目が覚めてしまったりしないよう、そぉ……っとその頬にキスを落とした薫。 まだ大人が眠るには早い時間……けれど、この父娘の傍から離れる気にはなれず、薫もそのままベットに入ることにした。 久しぶりに、親子3人の寝姿がベットに並んだ今日……。 愛する家族が揃った幸せを感じながら、そっと目を閉じる薫であった………。 end ***************** あとがき 愛する人……そして家族と一緒にいられることは、当たり前ではなく幸せなことのはずです。 家を守り、外から帰ってくる家族を待つ人。 外で頑張り、家で待っている家族の元へ帰る人。 どちらもなくてはならない大切な存在で………。 おとさんになった吾郎は、世に言う普通の父親ではないと思うけど、子供達に自分の生の背中を見せて育てる、現代では貴重と言えるおとさんだろうなぁ……と、思います。 家族が幸せに円満に暮らす為に、絶対に必要な原点は夫婦円満のはず。 ゴロカオならそこは不動。 もちろんそうにしか書けない私ですし(笑) 薫ちゃんラブなシーンももちろんとして、子供達ラブな吾郎ももっと書きたいなぁ~~と、この作品を書いていて思ってしまった私でした。 ここまでのお付き合いを、どうもありがとうございました。 悠 真那より 《作品説明》 茂野 吾郎 30才。 アメリカ在住、ホーネッツ在籍中で、薫ちゃんとの間の第一子、長女いずみが3才になる頃のお話です。 当然ですが、2人の結婚生活に対する筆者の完全妄想世界。 ほんのちょこっとだけ、ラブラブ要素ありです(笑) 上記の事をご理解いただける方のみのご閲覧を、どうぞよろしくお願い申し上げます。 [newpage] ~遠征の後で~ 昨日のナイトゲームまでで、長い事続いていた遠征試合がひとまず終わった……。 そして移動日となった今日。 大陸を移動する為の数時間のフライトを終え、たった今14日ぶりの我が家に辿り着いたところだ。 空はまだ明るい。 こういう早い時間に遠征から帰れた時の、俺の1番目の楽しみは………。 「おとさ~ん!」 「お帰りなさい。 今回の遠征もご苦労様でした」 開けられた玄関ドアの中。 必ず笑顔で迎えてくれる、いずみと薫に会える事。 「ただいま……!よぉ~いずみ!いい子にしてたか?」 「してた~!」 叫ぶようにそう答えながら、正面から飛び付いてきたいずみを俺はヒョイッと片手で抱き上げた。 それを少し大げさな動きでやった事で、楽しそうに笑い声を上げた娘は今年3才になる……。 まだまだ、片腕だけで抱ける大きさのいずみ……。 けど、少しずつ重くなってきていると思うのは、いずみがちゃんと大きくなってる証拠だよなぁ……。 生まれてからずっと、いずみは大した病気も大きなケガもなく育ってる。 シーズン中は家にいない事が多い俺。 それでも、こうして久しぶりに帰って来た俺に、明るい笑顔を向けてくれる娘に育ってる。 それは全部……こいつのおかげ………。 視線を向けた俺に「何?」と答える代りのように、小首を傾げニコッと笑った薫。 いつだって俺を癒してくれるこの笑顔のおかげで、長い移動の疲れもすっ飛んでく気がすんだ……。 けど……そう考えたせいで、変にしまりのない顔になっちまいそうになった俺は、それを止める為にデカめの声を上げ腹をさすり始める。 「ああ~~すっげぇ腹減った……!今すぐ食いてぇけど……やっぱ、まずは風呂だよなぁ」 「全くもうぅ~~毎回遠征から帰ってくる度に、決まって「腹減った!」が、あたしへの第一声だよね?」 薫が呆れ顔でこう言うのも毎回の事。 そして遠征帰りの家の中に、この香りが漂っているのも毎回の事だ。 俺の大好きなカレーの匂い……。 これを嗅がされりゃ、途端に腹も減ってくるに決まってるっての……! 「いずみと風呂に入ったら、すぐ飯にしてくれな!!んじゃ、これ頼んだぜ~!」 「あ、またっ!もうぅ~~!!お風呂に行くなら、バッグもそのまま持って行って洗濯物を出してよ~~!」 いずみを抱いたまま、玄関先でバックを放り投げる俺にこの声がかかるのも毎回の事。 ここまで同じだと、まるでタイムマシンで過去に遡りこのシーンを繰り返しているのかとさえ思えてくる……。 けど、その中で間違いなく違うのは、この腕に感じるいずみの重さ。 少しずつ……けど確実に大きくなってる子供の成長ってのは、凄いもんだなと思わされる。 だってよぉ……薫の重さは、ずっと変わんねぇもんなぁ……?あ、いや……そう言えば、ここ最近で少し変わってきてたっけか……なんて言っちまうと、またどやされんだろな。 今、思った事で苦笑し始めた俺の顏を、いずみが丸い目をして覗き込む。 「なんでもねぇよ」と頭を撫でたら、薫とよく似た笑顔を見せた。 うわ……可愛くてたまんねぇ~~思わず両手で抱き締める。 娘をどこにもやりたくねぇってのを、やっぱ男親は思っちまうもんなんだな……。 妹の千春にばっか特別うるさく言う親父の気持ちが、既にわかっちまった気さえする……て、事は……俺も未来はああなんのか……? そんな先の事まで考え始めた自分に呆れながら、俺はさらにギュッといずみを抱く手に力を込めた………。 [newpage] そしてこれが、遠征から帰った後の2番目の楽しみ……… いずみとの風呂。 久しぶりに、風呂の中で目一杯遊ぶ。 その途中で思い付き、いずみに浴槽でバタ足をさせてみた……ら……おお~こいつ初めてにしては上手い……!と、感心した俺。 けど、その音を聞いて風呂場を覗いた薫には、プールじゃない!って怒鳴られた。 いいじゃんかなぁ~?風呂場でのバタ足なら、俺もガキの頃よくやってたぞ。 そして、だ……遠征から帰った後の3番目の楽しみは………! カレーカレー!やっぱこのカレーライスはうちでしか食べれない。 遠征先のホテルやレストランでカレーが出てくる事もあっけど、あれとこれとは全然違う。 そう、これなんだよ、これ……!これが日本のカレーなんだ……!!ああ~米も美味いぜ、たまんねえぇ~!! 俺につられてお替わりを続けるいずみを、薫はずっと心配してる。 それを見て「こんくらい食ったって、どうって事ねぇだろ?いずみは俺とお前の子なんだからよ」と言ったら、ジト目のあいつに睨まれた。 「あたしは、そんなにお替わりしないじゃん!」 「しない、でいるだけだろ……?ここんとこ、体重も気にしてたみてぇだもんな?」 「え、なっ……なんで、そんなこと……!」 「今回の遠征前に、お前ってば風呂場で何回も体重計乗り降りしてたじゃんか?それ見て、てっきり壊れちまったのかと思ったのによぉ……後で使ってみたら、全然問題なさそうだったしな」 「あ……あれ……見てた……の………?」 「たまたまな?けど、あんな使い方してっと、そのうちマジに壊れちまうからやめとけよな?」 ニッと笑ってそう言ったら、薫の表情がジト目なんてもんじゃないものに変わった。 マズイ、マズイ……もうお替わりは無し!とか言われちまう前に、大人しくしておかねぇと………。 その後も、どうにかお替わりは無し!とは言われずに終えた夕食。 はあぁ~満腹満腹。 食後にリクエストした日本茶を飲みながら、毎日カレーでもかまわねぇのになぁ~と、本気で思う俺だった……。 [newpage] そして遠征から帰った後、4番目の楽しみは………もちろん、これだ。 いずみを寝かしつけに行った、薫の戻りを待ってる俺。 どうにも俺には寝かしつけってのが出来ない。 どう頑張ってみても、俺の方がいずみより先に寝ちまうからだ……。 だから、薫の戻りはリビングで待つ。 ベットで待ってっと、そこで俺が先に眠っちまうってのもあるかんなぁ……。 なんせ14日ぶりだぞ……もう我慢の限界だっつーの……! そんなことを考えながら、テレビも付けずにリビングで待機していた俺に、思っていたよりも早く階段を下りてくる薫の足音が聞こえてきた……。 「あの子、今日はあっという間に寝たよ。 やっぱり、いずみもおとさんに遊んでもらうと、いい感じに疲れるみたいだね」 「そりゃ良かった。 んじゃ、俺等もさっさとベットに行こうぜ?」 「え……も、もしかして……する、の………?」 「するに決まってんだろ?ったく……!毎回、聞くなっての」 「だ、だって……今回は長い遠征だったから、疲れてるんじゃない……?」 「長い遠征だったから、するんだろが?つか……それも毎回同じ事を聞かれてる気がすんぞ?」 「あ、うん……そ、そうかもな……。 で、でもさぁ~吾郎の体が心配だから毎回聞いてるんだよ?」 「体の心配してくれんなら、素直にさせてくれりゃいいだろ?でなきゃ下半身が爆発しちまうっての!」 「あ、あたしが心配してんのは、下半身じゃないし……!」 「…あのなぁ……ここの心配こそ、お前がしてくんなくてどうすんだよ?他の場所は、トレーナーやドクターにも診てもらえんだから大丈夫なんだよ!」 「そ、それは、わかってるけど……吾郎が無理してたらよくないと思って言ってるんだってば……!」 「無理ぃ……?『野球』での無理と違って、これは無理してすることじゃねぇだろ?つか……!これが出来ねぇ方が、男としてかなり心配だっての!」 「あ、あのなぁ~~『野球』でも、無理はしちゃダメなんだってば……!」 こんな会話を続けてると、どんどん真っ赤になってくるこいつがたまらない。 それこそもう無理、我慢出来ねぇ。 結局は、勝手に薫を抱き上げ歩き始めた俺。 それに驚き、小さな声を上げてから、落ちないように俺の首につかまり文句を続けるこいつ。 これもまたよくある事だ……けど……お………? 思わず、自分の腕に感じたまま「増えてた体重、いくらか戻ったんじゃねぇか?」と、口にしたら、人の頭をグーで叩きやがった。 相変わらず、女のくせにグーで攻撃してくるこいつ。 ほんと昔から変わらねぇ……。 けど、これでいい、こいつはこいつのままがいい……。 「なぁ……あんま無理して痩せたりすんなよな?」 「…え……で、でもさぁ………」 「だってよぉ……女って、痩せると胸も痩せちまうんだろ?そんなもったいねぇことする必要ねぇじゃん」 冗談半分で言ったことで、さっきよりも強くグーで叩かれた俺。 くっそぉ~~今のはかなり痛かったぞ?けど、両手がつかえねぇから反撃出来ねぇ~~。 「こんのぉ~~反撃も防御も出来ねぇ人間をグーで殴るなってんだよっ……!後で、この分もきっちりお返しさせてもらうかんな……!」 「な……だ、だって……!さっきから、吾郎が変なことばっかり言うからじゃん……!!」 俺からのどんなお返しを想像してんだか、余白がないほど顔中が真っ赤になってる薫。 こんなこいつが可愛くて、俺はつい笑っちまう。 けどな……マジに体重なんか気にすることねぇんだよ。 お前が今より重くなったって、俺にはまだまだ持ち上げられる自信があるぜ……? その後も、薫からは色んな文句が続いていたみたいだが、そんなもんはもう聞こえやしない。 目的の場所を目指すことだけで頭がいっぱいになっちまった俺は、階段を上った後、小走り状態で廊下を進みゲストルームへと到着した。 俺等の寝室は、いずみのベットも入ってっから使えねぇもんな……。 毎度この時ばかりは、ゲストルームにもでかいベットを置いといて良かったと、つくづく思う。 [newpage] そして………薫をベットに下ろすと、すぐに邪魔な服を脱がし始めた俺。 服が残ってんのもいい気分の時もあっけど、今日は無い方がいい。 ありのまんまのこいつを、全部見たいから………。 「ちょ、ちょっと……吾郎……!なんで、あたしだけ脱がせるんだよ?吾郎だけ着てるのなんて、ずるいじゃんか~~!」 今度は、自分だけ脱がされることへの文句を言い出しやがった。 けど、それには全く答えず、俺は薫の服を無くすことにだけに専念する。 んなもん、仕方ねぇじゃんか!早くお前に触れたくて、どうしようもなかったんだぞ?自分の服なんか脱いでる暇はねぇっての……! ずっと欲しくてしょうがなかった体が、俺が触れた途端に火照り始める……。 その表情も、その声も……ああ、ほんとたまんねぇ………。 もっと……もっとだ……この時にしか見れない艶かしいこいつが見たい………。 遠征でたまりにたまった欲求をはらす為に、さらに薫に触れ続けるつもりでベット上で体制を変えた俺。 そしたら……… 「…マ、ママァァ………!マァマァァ~~~!!」 ドキイィンンッッ………!! いずみの叫ぶような声が聞こえ、俺の心臓が跳ね上がる。 しかもだ……そのすぐ後、寝室からだった呼び声は、廊下からの泣き声に変わった。 「い、いずみっ……!や、やだ、あの子、起きちゃったんだ……!」 「お、俺が行く……!薫はここにいろ……!」 起き上がった薫を制止して、ベットから飛び降りた俺。 だってそりゃそうだろ……?お前の服は、俺が全部剥がしちまったんだぜ? 母親が素っ裸で廊下に飛び出してきたら、いずみはもっと泣くんじゃねぇか……? そんな風に考えながら慌てて部屋から出た俺は、涙を拭いながら階段に向かっていたいずみを抱き上げ、寝室へと戻り始める。 「どうした、いずみ……?ほら、泣くんじゃねぇよ。 おとさんもママも、ちゃんといるぜ?」 「…いずみ……こわかったよぉ………」 「んだよ……怖い夢でも見たのか?そんなもん、もう忘れろ」 俺に抱き上げられたことで安心したのか、先ほどまでの怯えた表情がいずみから消えた。 そして俺の首に腕を回してしがみつく。 そのまま寝室に入り、いずみをベットに下ろしてはみたが、目を開けたままのいずみは俺の手を離さない。 しかも……… 「おとさん……こ~こ………!」 いずみのベットとくっつけて置いてある、俺等のベットをポンポンッと叩きながらそう言われちまった。 すぐにでもゲストルームに戻りたい気持ちでいっぱいの俺だったが、さすがにまだ涙目の娘からの誘いを断るわけにはいかねぇ……。 いずみと手を繋いだまま自分のベットへと上がった俺は、娘の横に寝転がる。 「お休み、いずみ。 ほら、目つぶって早く寝ろよ?」 「…おや…すみ………」 挨拶は返したものの、まだどこかで不安そうに俺を見つめてる。 こりゃ、こっちが寝たふりでもしねぇと目を閉じてくれそうにねぇなあ……。 そう思い、まだ俺の手を離さずにいる小さな手を、両手で包んで先に目をつぶる。 「なあ、いずみ……。 今はちゃんと寝て、朝になったらおとさんとキャッチボールして遊ぼうぜ?」 「うん……!いずみボールやる~!」 そう答えたいずみの声を聞き、目をつぶったままの俺の口元が上がる。 この嬉しそうな声は、俺とのキャッチボールを楽しみにしてくれてるってことだもんな……? いつもいずみとやるのは、ビーチボールでのキャッチボールだ。 あのフワッとした軌道を描くボールを、こいつは結構上手にキャッチするんだよなぁ……。 なんだか、俺まで朝になんのが楽しみになってきちまった……。 まだまだ小さい俺の娘………安心して、いい夢を見んだぞ………?夢の中でも、お前が楽しく笑っていられるように……さ………。 声には出さなかったその想いが、手から手へと伝われと願いながら……俺は大切な小さな手をギュッと握り締めた………。 [newpage] (…あ~あ……やっぱりこうなってたかぁ………) 寝室へ入り、すぐに目に留まった予想通りの光景によって、パジャマ姿の薫に笑みがこぼれる。 しばらくはゲストルームで大人しく待っていた薫であったが、さすがに経過してゆく時間の長さが気になり始め、しっかりとパジャマを着直してから移動してきたのだった。 それにしても………手を繋いだまま眠っている父娘の姿は、微笑ましい以外に形容する言葉がみつからない。 本来なら自分の寝場所である位置を吾郎に取られてしまったことになるが、薫にはとてもこの父娘を離そうとは思えなかった。 それに……今、吾郎を起こせばきっと……… 「今日の続きは、オフの明日しようね……?お休み、吾郎。 いっぱい寝て、少しでも遠征の疲れを取るんだぞ?」 小声でそう言ってから、吾郎の目が覚めてしまったりしないよう、そぉ……っとその頬にキスを落とした薫。 まだ大人が眠るには早い時間……けれど、この父娘の傍から離れる気にはなれず、薫もそのままベットに入ることにした。 久しぶりに、親子3人の寝姿がベットに並んだ今日……。 愛する家族が揃った幸せを感じながら、そっと目を閉じる薫であった………。 end ***************** あとがき 愛する人……そして家族と一緒にいられることは、当たり前ではなく幸せなことのはずです。 家を守り、外から帰ってくる家族を待つ人。 外で頑張り、家で待っている家族の元へ帰る人。 どちらもなくてはならない大切な存在で………。 おとさんになった吾郎は、世に言う普通の父親ではないと思うけど、子供達に自分の生の背中を見せて育てる、現代では貴重と言えるおとさんだろうなぁ……と、思います。 家族が幸せに円満に暮らす為に、絶対に必要な原点は夫婦円満のはず。 ゴロカオならそこは不動。 もちろんそうにしか書けない私ですし(笑) 薫ちゃんラブなシーンももちろんとして、子供達ラブな吾郎ももっと書きたいなぁ~~と、この作品を書いていて思ってしまった私でした。 ここまでのお付き合いを、どうもありがとうございました。 悠 真那より.

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メジャーの名言・名セリフ集!茂野吾郎や清水・小森・佐藤など【31選】|PowWowCow

茂野吾郎 薫

嫁の清水薫とは? 清水薫とは茂野吾郎と幼馴染の女性です。 リトルリーグ時代に茂野吾郎と出会い 小学生の頃はバッテリーを組んでいました。 しかし2人は中学で離れてしまいます。 茂野吾郎が中学で福岡に転校してしまったのです。 その時に清水薫は相当凹んでしまいました。 そう清水は自分の気づかぬうちに茂野吾郎に好意を抱いていたのです。 そして中学3年でまた転機が!!! 茂野吾郎がまた横浜に帰ってきて清水と再会したのです。 2度目の転校、もはや運命! そして茂野吾郎は海道を倒すために初心者野球部で奮闘します。 この時に清水の弟、たいがと茂野吾郎は一緒にプレーします。 高校の頃の2人はこんな感じ! そして高校卒業後茂野吾郎はアメリカのメジャーに挑戦しに行きます。 そしてまた2人は離れ離れの日々 そこでやっとちゃんとした転機が笑! ある日、清水は茂野をライブに誘う そして当日、茂野あらぬ行為をしてしまう.. 茂野はその約束をすっぽかしたのである。 正確にいうと茂野は鈍感で清水が茂野と遊びたいからライブに誘ったのでなく、 ライブが見たいから茂野を誘ったのだと勘違いしたのである。 清水の弟が姉の薫が落ち込んでいることを茂野につたえる。 そこで茂野は清水に謝罪しに行く そして清水が 「別に怒ってないよ 悪気がないのはわかってる。 ライブに一緒に行けなくなったことは怒ってない ただ本田(茂野)と私に温度差があってこたえただけ ライブに遅れても行くって言ってくれなかったのは本田(茂野)は 少しもドキドキしてなかったっていうことだもんな」 そこで茂野が清水を始めて女として認識し始める。 日が変わり、 茂野が清水をデートに誘う そしてデート場所は水族館、遊園地! 2人でデートをしているうちに茂野はさらに清水を女として認識する そしてその日の晩 清水 「ごめんね ライブで怒ったのに気を使って埋め合わせしてくれたんだろ? 本田がこんなとこ誘うなんてどう考えても無理があるよな でももういいのわたしは野球しか興味のない本田がすきだから でも... もしお前が野球以外の恋人欲しくなったらちゃんと報告しろよ! 私がその時フリーだったら検討してあげるからさ!」 茂野は清水に伝える 「バーカ 気を使ってただの幼馴染のために1にち潰すほど俺はお人好しじゃねぇ たぶんただ好きな子と普通にデートしたかっただけだよ 2アウト満塁のピンチよりも今日は何倍もドキドキしたよ 10年かからないと気づかない鈍感野郎だけど そんなんでいいか?」 清水 「うん」 ここから2人の恋人生活が始まったのです。 茂野吾郎がW杯に出たりメジャーリーガーになったりしていそがしい日々を送ります。 そして茂野の忙しさに耐えきれず別れそうになりもしました。 しかしメジャーの最後の最後の話 ラストシーンです。 清水薫がメジャーリーガーの妻になることに踏み込めないまま 茂野吾郎と公園でそのことを伝えるために会いました。 清水はメジャーリーガーを支えれるようになるか不安、そして大学生である自分にとって結婚はまだ早いし、働きたいと言う気持ちがある そして涙を流しながらこのことについて茂野に話し 結婚に踏み込めないことを伝える。 そして 茂野吾郎が 「大学出て働いたっていい、お前の人生なんだ、俺に合わせることなんてない、それにメジャーリーガー茂野吾郎を支えなきゃなんて気負うこともねぇ、お前のペースでいい、 いつかお前が本当にそれでもいいって思えた時、 生涯茂野吾郎とバッテリーを組んでくれ」 清水「うん」 「生涯、茂野吾郎とバッテリーを組んでくれ」という、名プロポーズから20年余り…。 合わせて読みたい.

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茂野吾郎 薫

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