美術デッサンのテクニックは、マンガに100%流用できるものではありません。 例えば、影付けを鉛筆の濃淡グラデーションで表現しても、これを下描きにマンガ原稿はできません。 他にも実際に存在しない輪郭線を描いたら美術デッサンではアウトであったり、あるいはマンガは真っ暗闇の中でも人物は明るく描かねばならないなど、「デッサン」と「マンガデッサン」はハッキリと異なります。 この講座では、マンガ制作に役立つ実践的なデッサンを指南します。 ほんの一例です。 アニメやゲーム、そしてフィギュアでキャラ出しをする際には、正面、真横、後ろ姿という「3面図」技法を用いますが、マンガでは、「斜め前と斜め後ろ」を加えた5面が必要になることは知っておくと得する知識です。 この講座では、こうした知って得するテクニックをレクチャーしつつ、実力アップにつなげます。 例 生徒作品。 体験してみたら「うそ!? 私がこんな絵を描いたなんて」とテンション上がること確実です。 000円 担当講師• 資料請求 資料を請求いただく場合は、にてお申し込みください。 体験講座申込 専門講座(自由選択制)の受講を検討されている方が、本講座受講前に体験講座を受講することにより、基本技術を学びながら、自身が目指しているイメージに合っているかどうかを確認していただくことができます。 講座申込 学校見学や体験講座の受講などでご納得いただけましたら、下記の方法で、受講申込書をお送りください。
次の全身のバランス この様な図、見たことありませんか? ウィトルウィウス的人体図といわれるものです。 この図に成人男性でバランスの良い体型の二つのポイントが描かれています。 両手を広げた時の長さと、足から頭のてっぺんまでの長さが、およそ等しいと、格好いい。 両手を広げて、ぐるっと回した時にできる円と、足を広げてできる円が同じ円になると格好いい。 このようなポイントをいくつか抑えることで、全身のバランスを整える事ができます。 頭身 世の中に存在するもので、かっこよく見えるバランス、というものがあると言われています。 絵の中でいうと、7頭身とか8頭身で描くと、かっこいいんですよね。 頭身とは、頭の数です。 頭のてっぺんから顎先までの長さが、1、2、3、4、5、6、7、8と、足先まであると8頭身と言います。 下の3つの位置が主な目安になります。 5倍、このくらいの幅だと考えてください。 中には、腕が長い人や足の長い人、色々な人がいて良いと思います。 POINT 性別の描き分けをするときにも全身のバランスに気を付けます。 男性だったらへそと肘が並んで、へそがウエストの上あたりにきます。 女性はウエストと肘が並んで、へそがウエストのくびれの下に入ります。 顔のバランス 顔の黄金比というものがあります。 メイクなどでよくつかわれます。 目と目の間には、もう一つ目が入る間隔です。 あまりバランスを考えすぎると、窮屈な絵になるので、こうした知識は絵を描く道具として役立てるとよいでしょう。 成人男性の描き方 それでは、実際にバランスを意識してキャラクターを描いてみます。 まずは 成人男性を描きます。 最初に、頭のてっぺんから足の先まで、ここに描きたい、と思う場所に目安を描いてください。 次に、真っ直ぐに立たせたいので、紙に対して垂直に線を下ろします。 ここから、頭身を入れましょう。 目分量で、1、2、3、4、5、6、7…と、今回は7. 5頭身ぐらいにしました。 これが、頭身の目安です。 おおよそでかまいません。 この中にキャラクターをはめていきます。 むしろ自分の好みは、大切かと思います。 最近は肩幅の狭いキャラも多いので、今回は頭一個分くらいの肩幅にしました。 人間は結構太ももが長いんです。 成人男性ですからへそと同じ高さですね。 これで 成人男性のキャラクターのバランスが決まりました。 この描き方は、赤ちゃんや老人にも応用できます。 デフォルメして3頭身くらいで描きます。
次のマンガと銘打っているので誤解しがちですが、内容は男女のキャラクターの描き方やテクニックの紹介です。 マンガに良く出てくるようなキャラクターの描き方の参考書といってよいでしょう。 ほぼモノクロページになります。 目次です。 簡単に説明すると 第1章 マンガデッサンについて 第2章 顔の描き方 第3章 からだの描き方 第4章 キャラの描き分け+その他の描き方や表現 となります。 マンガデッサンについて。 この本のテーマについて語っています。 デッサン……描く対象を「じっくり観察しながら描く」 マンガデッサン……「対象を見ないで描く」「考えながら理屈と経験で描く」 昨今のマンガやアニメは時間的制約から常に資料を参考にして描くわけにはいきません。 そのため対象を見ないで描くための様々な知識やテクニックを駆使して描く必要があります。 本書はその「対象を見ないで描くための様々な知識やテクニック」を紹介した本です。 顔を描く前のアタリの描き方です。 作例は少ないものの「子供」「老人」「デブキャラ」の描き方も掲載されています。 背骨のページです。 ボディを描くときは背骨の意識が必要です。 こちらも背骨のページです。 見てわかるとおりイラストはラフで描かれています。 整った線画のほうが参考になる人もいるかとは思いますが、 その代わり本書は描く途中のアタリ線(正中線やパース線など)も描かれています。 個人的にはこのうす~く描かれたアタリ線こそがこの本の肝だと思っています。 デフォルメキャラの描き方もページもあります。 キャラクターを箱に入れて描く方法です。 アイレベルやパース線を意識した中級者向けの内容です。 あと何故かわかりませんが髪の毛の描き方のコーナーがありません。 髪の毛目当ての人は注意してください。 つまりデッサンや模写など対象を見ながら描く練習から、 対象を見ないで描くオリジナル絵へ切り替えたい人が読む本といえそうです。 模写をしていてもあまり上達を感じられない人、モチベーションが上がらない人、 オリジナル絵を描くほうが楽しい人も対象です。 全くの絵を始めたばかりの人は少し敷居が高いかもしれませんね。 個人的にはこの本はかなりお気に入りです。 自分の絵に対する考え方やスタンスが似ているからだと思います。 また他の参考書にはないアドバイスが多いのも嬉しいところです。 例えば、 顔を横に向ければ同時に上体も横を向く。 言われればあたりまえですが、描いている途中では結構忘れがちです。 手首を返すと腕のシルエットが変わる例。 矢印が添えられているだけで断然覚えやすくなります。 たしかにイラストは絵柄が古いし雑です。 模写して使うタイプの本ではないと感じます。 しかしそのラフな絵と添えられた文章の中にはイラストレーターがどのように考え、 どのように手を動かして描いたかのエッセンスが凝縮されています。 上手くエッセンスを拾い上げることができれば、これほど参考になる本はないのかもしれません。 絵柄は真似しないけどテクニックや考え方は真似ることができる、そんな器用なタイプこそこの本の価値がわかるのではないでしょうか。 最後に表紙絵は「缶」+「カエル」で「考える」だそうです。 やはり考えながら描くことが上達の道なのでしょうね。 プロの現場では必ずと言っていいほど使われるPhotoshop。 それゆえなんだか かわいい女の子も描きたいけど、かっこいい車やバイクなどの乗り物も描きたい……そんな人ってけっこ かわいいコスチュームは萌え絵の華。 ぜひ描けるようになりたいものです。 しかしそんな私たちに立ち 一人のイラストレーターにスポットを当てそのメイキングを紹介するCGイラストテクニックシリーズ。 新たに萌え絵を始めたい人に最適な参考書が刊行されたのでレビューしてみたいと思います。 その参考書と 萌え絵といえばコスチューム!セーラー服やブレザーにメイド服、水着や浴衣に巫女服な 萌え絵はシャーペンで描く、という人は多いと思います。 萌え絵は線画が主体なので、シャーペンのほうが 胸やお尻の大きいセクシーな女の子ってついつい目が行ってしまいますね。 『マンガの基礎デッサン 『萌えキャラクターの描き方 しぐさ・感情表現編』は女の子のかわいらしいしぐさや感情表現の描き方を 『マンガの基礎デッサン 女のコキャラ編』はマンガの基礎デッサンシリーズの最初の一•
次の