クハラ。 元KARAク・ハラの遺産めぐり勃発した“骨肉の争い” 20年前に娘を捨てた母が葬儀に現れて…

KARAク・ハラの彼氏とリベンジ動画や土下座~元カレ暴力事件の全貌を総まとめ

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22日、韓国・朝鮮日報は、昨年11月に亡くなった元KARAのク・ハラさんの実の兄が国会を訪れ、涙ながらに「ク・ハラ法」の成立を訴えたと報じた。 写真はク・ハラさん。 2020年5月22日、・朝鮮日報は、昨年11月に亡くなった元のさんの実の兄が国会を訪れ、涙ながらに「ク・ハラ法」の成立を訴えたと報じた。 「ク・ハラ法」は、親が扶養義務を怠った場合、子どもの財産を相続できないようにするのが主な内容。 現行法では、配偶者がおらずに死亡した子どもの財産は、実父と実母が半分ずつ相続するように規定されている。 ハラさんの死後、約20年前に家を出た実母が現われ、ハラさんが残した財産の半分を要求すると、実兄のク・ホインさんは「親権と養育権を放棄した母には相続資格がない」とし、今年3月に国会に立法申請を提出していた。 この申請は10万人の同意を得て法制司法委員会に送られたが、第20代国会の最後の会議である20日の本会議にはかけられず、「ク・ハラ法」の成立はならなかった。 ホインさんはこの日、記者会見を開いて「幼い時に捨てられ、寂しさと懐かしさで苦しんだ私と私の家族のような苦しみが繰り返されないように、第21代国会では『ク・ハラ法』が可決されなければならない」と訴え、「法ができても私たち家族には適用されないが、愛する妹に与えられる最後のプレゼントだと思う」と述べたという。 これを受け、韓国のネット上では「いつかク・ハラ法が通過しますように」「どうか立法化して、心ない人間がお金を持って行けないようにして」と法の成立を願う声や、「子どもを捨てた母親がなんで現われるの?」「ク・ハラが借金を残していたら、母親は現われたかな?恥を知るべき」「ク・ハラがかわいそう。 それでも母親だと思って生きていただろうに」など母親への非難の声が上がっている。 一方で、ホインさんに対しても「遺産を独り占めしようと思っているのかな?」「申し訳ないけど、家庭の問題は家庭で解決して」「死んだら(その人の)名前を取って法をつくるのがはやりなの?」「故人の死は残念だけど、こういう時だけ国会を訪れるのはやめて」など厳しい意見が出ている。

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韓国、故ク・ハラの兄が涙の訴え=「ク・ハラ法」成立ならず|レコードチャイナ

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KARAの元メンバー ク・ハラさんが亡くなった 11月24日突然この世を去った、韓国の人気アイドルグループの元メンバー、ク・ハラさん 28。 警察によると、ハラさんは自ら命を絶った可能性があり、自宅からは自筆の遺書とみられるメモが見つかったという。 ハラさんは2008年、韓国のアイドルグループ「KARA」のメンバーとしてデビュー。 日本でも人気を誇り、2011年には紅白出場も果たしている。 しかし2016年「KARA」が事実上の解散となり、それ以降、彼女の人生に影が差し始めた。 2018年9月、当時交際していた男性に暴力容疑で訴えられたのだ。 一方ハラさんはこの男性からリベンジポルノで脅迫されていたと反論し、泥沼の争いに…。 この事件を境に、韓国国内からは彼女に対する誹謗中傷の声が上がり始めた。 そして、さらなる苦悩が彼女を襲った。 韓国芸能界の闇 10月14日、韓国の女性アイドルグループ元メンバーのソルリさんが、自ら命を絶ったのだ。 彼女もまた、ネット上の誹謗中傷に悩んでいたという。 ソルリさんの死の翌日、彼女と親しかったハラさんは、涙ながらに「あなたの分まで一生懸命生きる」と語っていた。 そして親友の死や誹謗中傷の中、心機一転、彼女が選んだ道が日本での再出発だった。 日本の大手芸能事務所と契約し、新曲をリリース。 11月14日から11月19日まで、日本でツアーを開催したばかりだった。 倉田大誠アナウンサー: ハラさんは、亡くなる2日前に日本から韓国へ帰国し、友人と会う約束をしていました。 友人に「とてもつらい」「すべてから離れたい」と心境を吐露していたそうで、その後音信不通に。 様子を見てもらうために家政婦へ連絡し、家政婦が自宅で遺体を発見したということです。 安藤優子: ヒョンギさん、ハラさんは韓国での活動よりも日本を舞台に選んでいたんですね。 ヒョンギさん: 元交際相手との問題が起きまして、その流れで韓国の事務所も辞めました。 そのあと、活動をやろうという気持ちはいっぱいありましたが、なかなかチャンスがなかった。 それでやっと日本で再出発することができて、これから日本で頑張っていこうという意思はあったようです。 安藤優子: ハラさんは、韓国にいることがつらかったんでしょうか。 ヒョンギさん: つらかったと思います。 韓国は、お笑いやタレントだったらはじけてもいいというのがあるんですが、アイドルは清潔感もあり、ものすごくピシっとする感じ。 安藤優子: それでは、男性とのスキャンダルはダメなわけですか。 ヒョンギさん: そうですね。 デビューのころから恋愛禁止。 デビューして何年かたったら携帯はもらえるんですが、デビューする前は没収されたりとか、それが普通です。 スタジオ: えー。 ヒョンギさん: 特にKARAのメンバーは、私も何年か前に一緒に仕事したことがあるんですが、ものすごく礼儀正しいし、明るくてものすごくいい子。 そういうイメージがあって、元交際相手との騒動があって、テレビでも報道されて…ものすごくイメージダウンというか。 そこからいろいろとダメージを受けたんじゃないかなと。 中山エミリさん: 日本の芸能界は知っているつもりですが、そこから想像する以上に、品行方正でいなきゃいけないとか、いろんなものを背負って韓国のアイドルの方はお仕事されているんですか? ヒョンギさん: そうですね。 そこまで大きくない事務所は、社長や役員などの関係者が全財産を使い込んでデビューさせています。 デビューの前から必死で、死ぬ気でやるという感じなんです。 それと韓国って5000万人とマーケットが小さいので、世界発信をしないといけない。 最初からそこを狙ってやっているから、何でも完璧でなければならない。 それはいいことだとも思うんですが、反面プレッシャーもあるんじゃないのかなと思います。 大村正樹フィールドキャスター: そのあたりは、日本のアイドルグループに対する考え方と違いがあるようです。 日本だとトップアイドルじゃないと考えられない金額なんですが、それが普通です。 安藤優子: デビュー時に、まだ売れるか売れないか分からなくても、それくらい投資をするんですね。 宮澤智アナウンサー: たしかに、韓国のアイドルグループって最初から見た目も歌もダンスも完璧で、最初から憧れの存在で、いつもニコニコしていて明るくてっというイメージがありますね。 安藤優子: だからちょっとしたことで手のひらを返したようにバッシングが始まってしまうんでしょうか…。 大村正樹フィールドキャスター: 韓国では、過去にもバッシングにあって命を絶ってしまった方がいらっしゃいます。 ヒョンギさんによると、アイドルの場合幼いころから芸能事務所に研究生などとして入るため、一般の方より狭い世界で生きている。 そのため考え方も狭くなるのではということですが? ヒョンギさん: 最近、韓国では芸能関係の人でもそうじゃなくても、若い人は誰でも、少しでも何か間違えたらバッシングがものすごいんです。 韓国は最近経済が良くないということで、当たるところがないということもあると思いますが…。 最近の芸能人って、聖人君子じゃないとやっていけないくらい、何一つ間違えたらダメ。 それくらいひどいんです。 安藤優子: 韓国の人たちがネット上で誹謗中傷する、それを何とかしようという世論は巻き起こってないんでしょうか? ヒョンギさん: ハラさんの友人であるソルリさんも亡くなって、今はそういう世論も出ています。 とある大手のSNSも今まで匿名でやっていたんですが、今は実名制でやろうとしています。 また、芸能人もそういう人たちを摘発して告訴をしたいんですが、罰がまだ弱いんです。 それをもっと強くするべきではないかという話も出ています。 現在審議待ちだという 大村正樹フィールドキャスター: 10月14日、ソルリさんは自ら命を絶ちました。 死因については、多くの韓国メディアが「ネット上の誹謗中傷が要因」と分析しています。 ソルリさんは、2014年に有名ミュージシャンとの交際を公表したことをきっかけに、それから5年間、誹謗中傷のコメントが殺到。 その果てに亡くなったということです。 安藤優子: 本当に、痛ましいですね…。 北村先生、誹謗中傷の投稿を制限するというのは、表現の自由などとどのように折り合いをつけていくんでしょうか。 北村晴男弁護士: 明らかに違法だという表現行為は、表現の自由の範疇ではありませんから、これを規制すること自体は問題ないと思います。 ただ、正当な言論まで規制することになってはならないので、やり方だけは注意しなければなりませんが。 明らかな誹謗中傷は保護されるべきではないと、裁判所も当然考えると思いますよ。 安藤優子: なるほど。 そのように法案をつくる可能性はあるということですね。 高橋克実: 文字っていうのは、温度も距離も感じないから、ものすごく刺さるんですよね。 面と向かって言われるのと全然違って、書かれる方が傷つきますよ。 安藤優子: 面と向かって言うのと違って、字では感情が見えてこない。 そこが書き込みの怖さじゃないかと思います。 (「直撃LIVE グッディ!」11月26日放送分より).

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ク・ハラ

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2019年に亡くなられた方の追悼記事のうち、文春オンラインで反響の大きかったものを再掲します(初公開日 2019年11月30日)。 * * * 「テレビのMCとか、バラエティー番組への出演とか、ラジオのパーソナリティーにも興味があるんです。 韓国のアイドルグループKARAの元メンバー、ク・ハラさんが11月24日、ソウル市内の自宅で死亡した状態で発見された。 リビングのテーブルには、自身の境遇を悲観する手書きのメモが残されていたという。 28歳だった。 また今年5月には、自宅で意識不明となっていたところをマネージャーに発見され、自殺未遂と報じられている。 だがそうしたトラブルを乗り越え、6月から日本に拠点を移し、ソロ歌手として再始動。 11月14日~19日には東京、大阪など全国4大都市を回るコンサートを敢行した。 そしてツアー終了後、「用がある」と韓国に戻った直後に、突然の悲報がもたらされたのだった。 これから綴るのは、ハラさんが最後に日本で過ごした日々の中、偶然にも2度に渡って彼女を取材する機会を得たライターの回想である。 サンシャインシティで行われたトークショー 11月8日、ハラさん(当時の芸名はHARA)の日本での再始動第1弾シングル「Midnight Queen」の発売を記念し、東京・池袋のサンシャインシティでトークショーが開催された。 彼女が日本に拠点を移して以降、初となるファン対象のイベントである。 私はある媒体からの依頼で、この催しを取材していた。 トークショーは、司会の女性との質疑応答という形で進行した。 「しばらく会えなかったので、今日は本当にうれしいです」 以前からのハラさんのファンなら周知のことだろうが、彼女の日本語はかなり流暢だ。 細かい言い回しが怪しくなることはあっても、聞くにせよ話すにせよ、日本語での意思の疎通にまったく問題はない。 ペラペラ立て板に水という感じではないが、頭の中で言葉をしっかり組み立てながらしゃべっているのがわかる。 この日も、会場に詰め掛けたファンへの 「みなさんに会いたかったのにしばらく会えなかったので、今日は本当にうれしいです」 という挨拶に始まり、再出発にあたって日本で実現させたいことを聞かれると、 「いつかドームツアーをやってみたいですね」 「テレビのMCとか、バラエティー番組への出演とか、ラジオのパーソナリティーにも興味があるんです。 そのためにも、もっと日本語がうまくならないと」 と明るく抱負を語っていた。 さらに好きな日本の食べ物を聞かれた時、「『なか卯』の豚キムチ定食」(日本食ではないが……)と、「『松屋』とか『すき家』のねぎ玉牛丼の、卵抜き」(たっだら、普通の牛丼にサイドメニューの青ねぎを追加すればいいのでは?)を挙げていたのはまあ御愛嬌だが、日本での彼女の気取らぬ暮らしが垣間見えた、ほほえましいシーンでもあった。 ハイタッチ会には長蛇の列が もちろんこのイベントでは、彼女の新曲「Midnight Queen」がプロモーションビデオ映像とともに流された。 KARAの日本デビューシングル「ミスター」のスタッフが再結集して制作したものだ。 さらにカップリング曲の「Hello」では、彼女自身も日本語作詞に参加したという。 「私を待ってくれていた日本のファンのみなさんへの思いを込めて、『ただいま』という歌詞を入れました」 トークショーに続いて行われたハイタッチ会は、「Midnight Queen」のCDを購入したファンを対象としたものだったが、彼女の前には復帰を待ちわびたファンで長蛇の列ができた。 それだけでなく、吹き抜けになっていた1階の会場から見上げると、上階にひしめく買い物客も手摺越しにこのイベントを覗きこんでいる。 そんな盛況ぶりを横目にしながら、私はイベント開始前に名刺交換をした女性と言葉を交わしていた。 新たに日本でのハラさんの所属事務所となったプロダクション尾木の取締役兼チーフマネージャーである。 石坂浩二、三田佳子、仲間由紀恵といったビッグネームが在籍し、グループ会社には元AKBの高橋みなみ、渡辺麻友らも抱える老舗事務所。 その取締役が、加入したばかりの歌手のトークショーレベルの催しにわざわざ立ち会うのは、かなり異例のことだ。 意外な回答「じゃあ、HARAはどうですか?」 フリーランスの私は、週刊文春の巻末連載「おいしい! 私の取り寄せ便」も担当していたのだが、各界の著名人にお気に入りの通販食品を紹介していただくその連載の、次の入稿分の登場者がまだ決まっていなかった。 締め切りも迫っていたそんな中、チーフマネージャーの名刺の裏に書かれた所属タレント一覧にふと目をやると、それなりの知名度がありながら、(失礼だが)連日超多忙というわけではなさそうな、つまり、オファーを出せばさほど日を置かず取材に応じてくれそうな男性タレントの名前があるではないか。 そこで私はチーフマネージャーにこちらの事情を話し、もしその男性タレントにお気に入りの取り寄せ品があった場合、できるだけ直近でインタビューできるか否かを尋ねてみたのだ。 ところがチーフマネージャーから返ってきた言葉は、意外なものだった。 「じゃあ、HARAはどうですか?」 そんなことが可能なのか? いや、それ以前に元KARAなのだから、主なファンは若い女性のはず。 週刊文春の中心読者である中年以上の男性に向けた「私の取り寄せ便」に登場するには、彼女はそぐわないのではないか? 「いえいえ、HARAのファンにはそういう層の方々も多いんですよ」 「おかえりー」としきりに声援を送るファンの姿 確かにハイタッチを待っている列を見てみると、30代以上の男性の姿も珍しくない。 それどころか思い出してみれば、トークショーで「おかえりー」などとしきりにハラさんへ声援を送っていたのは、言っては悪いがみんなオジサンだった。 だとすれば渡りに船だ。 しかもあのページに韓流女性アイドルが登場すれば、意外性もあって中年男性以外の読者の目も惹ける。 しかしひとつ、懸念がある。 「だけど来週から全国ツアーが始まるんですよね? お忙しい中、時間を取っていただけるんですか?」 「なんとかします」 この答えに、事務所の並々ならぬハラさんへの力の入れ具合と、大きな期待を感じた。 読者の多い週刊文春で名前とコメントだけでもまず露出させることで、彼女の再始動をロケットスタートさせようとしているのだ。 私はすぐに週刊文春編集部と連絡を取り、ハラさんへのオファーの承諾を得た。 リハーサル時の格好のまま現れたハラさん 2日後、彼女のマネージャーから日本でよく取り寄せている商品が伝えられた。 ご飯に乗せて食べている明治屋の缶詰「プレミアムほぐしコンビーフ」、新潟の小さなメーカーが作る鮭茶漬け、韓国の農協製のキムチの3点だった。 このうちキムチは、購入希望者が製造元に直接問い合わせできないのでまず候補から外れ、残る2点を編集部で検討した結果、鮭茶漬けを紹介することになった。 さらにマネージャーとの交渉を経て、インタビューは11月19日の午後1時30分からに決まった。 ハラさんの全国4大都市ツアーの最終日、Zepp Tokyo公演の昼の部の幕が上がる直前に、応じてくれるという。 インタビュー当日、Zepp Tokyoに到着してみると、開場の1時間以上前から熱心なファンが列を作っていた。 トークショー時と同様、少なからぬオジサンも見られる。 取材用の控室に通されて間もなく、ハラさんが現れた。 リハーサル時の格好のままだという、ゆったりした黒のTシャツにジーンズ、黒のロングブーツ。 そのまますぐZeppの外のお台場界隈を歩いても何の違和感もない、シンプルな服装だった。 取材の趣旨はあらかじめ伝えられていたようで、よけいな説明の必要もなく、すぐに本題に入る。 鮭茶漬けとの出会い「もう大好きになっちゃって」 そもそも彼女が鮭茶漬けという食べ物と出会ったのは、KARAとして来日した9年ほど前の、ホテルの朝食だったという。 韓国でも鮭は身近な魚だが、お茶漬けにするという文化はなく、初めて口にしていっぺんで気に入ってしまった。 以降、日本にいる時はよく食べるようになったし、自分で材料を買って作ったりもしていたそうだ。 肉よりも魚の方を積極的に摂ろうという、自身の体調管理も考えてのことだった。 今回紹介してくれたメーカーの商品を知ったきっかけはと聞くと、 「日本へお料理の勉強に来ている韓国人の友達がいるんです。 彼女は私の好物を知っていて、この春、『これ、お勧めだよ』と瓶入りの鮭茶漬けをくれました。 食べてみたら、いろいろ使ってきた他のものとはちょっと違うんです。 つまり、えーっと……鮭そのものの味をすごく感じました。 もう大好きになっちゃって、それからずっとこれを取り寄せてます」 彼女の舌は鋭い、と思った。 というのも彼女お勧めの鮭茶漬けは、化学調味料(アミノ酸)や着色料、保存料といった余計な添加物は一切使用せず、塩だけで調味しているのだ。 もしかすると、料理に詳しいその友人から教えられた後知恵なのかもしれないが、そうだとしても食への関心が高くなければ口にできないセリフだ。 彼女はとにかく、ご飯が大好きなのだとか。 最初の出会いの時の刷り込みによるものなのか、お茶漬けを食べるのはほとんど朝で、週に1回は必ず作るという。 鮭と一緒に梅干しも熱々のご飯に乗せ、お茶をかけてねぎと海苔を散らす。 そこにあとキムチがあればほかに何もいりませんと、幸せそうな遠い目をした。 一食のお茶漬けで、ひと瓶の半分の鮭を使うのだという。 残りの半分は数日後、鮭ご飯を作るのに使うから、1週間でひと瓶空いてしまう。 「だから日本の住まいのキッチンには、何瓶も置いてあるんです」 スマホで「鮭ご飯」を作る動画を見せてくれた そう言いながらスマホを取り出し、自分で鮭ご飯を作っている様子の動画を見せてくれた。 日本の居酒屋で出しても人気メニューになりそうな出来栄えだった。 「めっちゃおいしいですよ」 目をくりくりさせて、彼女はいたずらっぽい笑顔を浮かべた。 ほんの一瞬見せた〈えっ?〉という表情 さて、聞くべきことはすべて聞いた。 インタビュー時間はそろそろ30分になろうとしている。 ライブの開演も迫ってきているし、もう切り上げなければ。 では、今日はどうもありがとうございました。 私はそう礼を言って、取材を終了しようとした。 するとわずかほんの一瞬のことだったが、彼女が〈えっ?〉という表情を見せたのだ。 もしかしたら彼女は、過去のトラブルについて聞かれることも覚悟していたのか。 それが事前の申し出通り、食べ物に関する質問しかされなかったから、〈本当にこれだけでいいんですね?〉と驚いたのだろうか。 あるいは日本でのこれからの自分を、まだまだ語りたかったのか。 〈私のことを、もっと知りたくはないのですか?〉という心の声が、ふと顔に出てしまったのか。 今となっては、あの表情に込められた意味を知る由もない。 翌日、チーフマネージャーにお悔やみの連絡を入れた際に知ったのだが、どうやら私は、日本で最後に彼女へ単独インタビューした人間だったらしい。 ハラさんを巡り、死の真相を探ろうとする記事が、今後まだまだ出てくるのだろう。 しかし私は、そのようなことに興味はない。 ただ、彼女の日本での最後の日々の姿を書き残しておくことが、せめてものハラさんへの手向けになればと、今、キーボードを叩いている。 (河崎 三行).

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