細菌感染 皮膚。 よく見る細菌感染症について|皮膚の病気|大田区雑色 雑色皮フ科

犬の膿皮症 (皮膚の細菌感染)

細菌感染 皮膚

皮膚に感染する細菌には多くの種類がありますが、最も一般的なものはブドウ球菌 Staphylococcusとレンサ球菌 Streptococcusです。 現在の米国では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus(MRSAとも呼ばれます)が皮膚感染症の原因菌として最も多くみられる細菌となっています。 米国で治療される皮膚・軟部組織感染症(院内感染は除く)の半数以上が、ある特定の菌株のMRSAによるものとされています。 MRSAは数種類の抗菌薬に耐性を示すことから、治療に当たる医師は、その地域でMRSAがどれくらいの頻度で検出されているかと、その菌がよく使用される抗菌薬に耐性を示すかどうかに基づいて、治療を個別化します。 それほど一般的ではない細菌による皮膚への感染が、入院中、介護施設の入居中、庭仕事の最中、あるいは池、湖、海での遊泳中に起こることもあります。 , Inc. , Kenilworth, N. , U. Aは、米国とカナダ以外の国と地域ではMSDとして知られる、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルヘルスケアリーダーです。 病気の新たな治療法や予防法の開発から、助けの必要な人々の支援まで、世界中の人々の健康や福祉の向上に取り組んでいます。 このマニュアルは社会へのサービスとして1899年に創刊されました。 古くからのこの重要な資産は米国、カナダではMerck Manual、その他の国と地域ではMSD Manualとして引き継がれています。 私たちのコミットメントの詳細は、をご覧ください。 必ずお読みください:本マニュアルの執筆者、レビュアー、編集者は、記載されている治療法、薬剤、診療に関する考察が正確であること、また公開時に一般的とされる基準に準拠していることを入念に確認する作業を実施しています。 しかしながら、その後の研究や臨床経験の蓄積による日々の情報変化、専門家の間の一定の見解の相違、個々の臨床における状況の違い、または膨大な文章の作成時における人為的ミスの可能性等により、他の情報源による医学情報と本マニュアルの情報が異なることがあります。 本マニュアルの情報は専門家としての助言を意図したものではなく、医師、薬剤師、その他の医療従事者への相談に代わるものではありません。 ご利用の皆様は、本マニュアルの情報を理由に専門家の医学的な助言を軽視したり、助言の入手を遅らせたりすることがないようご注意ください。 本マニュアルの内容は米国の医療行為や情報を反映しています。 米国以外の国では、臨床ガイドライン、診療基準、専門家の意見が異なる場合もありますので、ご利用の際にはご自身の国の医療情報源も併せて参照されるようお願い致します。 また、英語で提供されているすべての情報が、すべての言語で提供されているとは限りませんので、ご注意ください。

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細菌感染 皮膚

細菌とは 目で見ることはできない小さな生物です。 一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれます。 細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。 人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。 一方で人の生活に有用な細菌も存在します(納豆菌など)。 人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。 ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。 抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は細菌を退治するための薬です。 抗菌薬が効かないもしくは効きにくくなった細菌のことを 薬剤耐性菌といいます。 これまでなら効くはずの抗菌薬が効かなくなると、感染症の治療が難しくなるだけでなく、手術の時や抗がん剤治療で免疫が低下したときの感染予防など、さまざまな医療が困難になります。 ウイルスとは 細菌の50分の1程度の大きさで、とても小さく、自分で細胞を持ちません。 ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。 ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。 このようにして、ウイルスは増殖していきます。 ヒトに病気を起こすことがあるウイルスとして、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどが知られています。 風邪(普通感冒)はさまざまなウイルスが原因となります。 ウイルスは大きさや仕組みが細菌と異なるので抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は効きません。 抗ウイルス薬はまだ少数しか開発されていません。

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細菌感染 皮膚

菌という言葉の持つイメージ 菌というと一般的には悪いもの、汚いものというイメージがあります。 食中毒でおなかをこわし、傷が化膿する原因など悪いイメージをもたれています。 しかし、人はこの世にうまれたときから死ぬまでたくさんの菌の力を借りて生きています。 人体にとって良い作用をもたらす菌も多く存在します。 完全な無菌状態は人工的に作り出さない限り存在しません。 そのなかでいかに菌とともに共生していくか、菌が定着する環境を整えて正しい方向に力を発揮してもらうかについて考え、方法を知り、それに沿った行動を起こさなければなりません。 人の場合、腸内に最も多く存在し、他には口腔内、皮膚表面などに棲息しており、様々な作用をもたらしています。 有名な乳酸菌やビフィズス菌、大腸菌なども常在菌の一種です。 人の身体にいる常在菌の数は膨大で、腸内には100兆個、皮膚には1兆個以上いると言われています。 人間の身体はおよそ60兆個の細胞でできているので、いかにたくさんの菌と共生しているかがわかります。 それら膨大な数の常在菌は善玉菌と悪玉菌に種類分けされ、一般的に善玉菌は宿主の身体の健康維持に貢献し、悪玉菌は身体に害を及ぼすとされます。 しかし、善玉菌でも現れる場所によって害を及ぼす病原となる場合があるので、あくまでそれぞれの菌がいるべき場所にバランスを保って存在する事が大事であることを知らなければなりません。 たとえば、ビフィズス菌は腸内細菌として有名ですが、皮膚の上には見当たりません。 棲み分けがはっきりしています。 皮膚常在菌の種類 皮膚常在菌はその名のとおり、皮膚の上に存在する微生物のことです。 身体部位や健康状態、加齢によっても変動しますが、多いところでは皮膚1平方cmに10万個以上もの菌が存在しており、もちろんそれらを肉眼で確認する事はできません。 表皮ブドウ球菌 表皮ブドウ球菌は、皮脂成分のトリグリセリドを脂肪酸とグリセリンに分解します。 この2つの成分が重要ポイント。 脂肪酸は酸性であるので皮膚を弱酸性に保ち、アルカリ性が大好きな病原菌が増えるのを防いでいます。 アクネ菌 にきび菌として有名ですが、日頃は表皮ブドウ球菌と同じように働き、皮膚を守ってくれる大切な菌です。 ところが思春期や、食事の内容が肉に偏ったり、ストレスがあって皮脂が過剰に分泌されると毛穴に棲んでいるアクネ菌が異常に増殖し、炎症を起してにきびができてしまいます。 黄色ブドウ球菌 身のまわりのあちこちにいて、多くのヒトの皮膚にも棲みついている菌です。 普段はおとなしくしているのですが、皮膚がアルカリ性に傾くとがぜん元気になります。 ひっかき傷やけがのじゅくじゅく、洗い過ぎでお肌がアルカリ性になると増えて、炎症やかゆみを起します。 手の傷が原因の食中毒や、とびひはこの菌が原因です。 マラセチア真菌 酵母菌の1種。 正常な皮膚では、マラセチア菌がいてもあまり影響がありませんが、脂漏性皮膚炎やフケの原因になったり、デンプウという病気の原因になったりもします。 アトピー性皮膚炎の増悪因子であることが報告されています。 epidermidisを指す ヒトは生まれたときから菌と共生している 菌はいつ人間の皮膚にすみつくのでしょうか。 人間は母親の胎内にいるときには無菌状態であり、生まれてくると同時に菌の定着が始まります。 つまり、人間はこの世に生きている限り菌と共生する事を強いられ、それらの菌は生体に様々な影響をあたえます。 常在菌が生体に働く作用—拮抗現象— 生体に有利に働く作用として拮抗現象が挙げられます。 拮抗現象とは、すでに数種類の菌で平衡状態を保っているところに新たな病原菌が侵入してきても定着することができないことを言います。 抗生物質の投与などで常在細菌を弱めた状態にすると、投与された抗生物質に耐性のある菌が異常に増殖して炎症を引き起こし感染することがあります。 平衡状態を保つことで常在菌が他の菌から守る大きな役割を果たしている事がわかります。 常在菌が生体に働く作用—免疫系刺激作用— 免疫系刺激作用とは、常在菌が免疫系を刺激して免疫能力や抵抗力を強くする作用のことです。 実験で、常在菌をまったく有しない無菌室で飼育した動物は一般に細胞免疫が低いレベルにあることがわかっています。 常在菌とともに共生する事で免疫力の強化につながることを知っておきましょう。 常在菌が感染源となるケース 常在菌が不利に作用する場合として主に何らかの理由によって(ストレスなどで)人間の抵抗力が弱まっているときに感染源となり悪影響を人体に及ぼすことが明らかとなっています。 感染源になるのは悪玉菌に限らず善玉菌もなることがあり、皮膚表面にいるときは問題がなくても体内では悪影響を及ぼす菌や、抵抗力や免疫力の高低によっても人間に与える影響は異なってきます。 皮膚常在菌の役割—拮抗現象— 前述の拮抗現象は皮膚の防御機能に付け加えて、さらに常在菌がバイオフィルムとしての役目を担っているので大きな役割のひとつと言えます。 抗生物質などの投与によって均衡状態が崩れるとまたたくまにその抗生物質に影響されない細菌がとってかわって現れ増殖することで感染が起こることからその均衡状態がいかに大事かということがわかります。 皮膚常在菌の役割—静菌作用— 静菌作用も皮膚常在菌の役目のひとつです。 静菌作用とは細菌の発育や増殖を抑制する作用のことです。 どのような過程で静菌作用が行われているか知る為にまず皮脂とはなにかについて知らなければなりません。 皮脂と常在菌のエネルギー源 皮脂とは皮脂腺から分泌された分泌物で、その成分はグリセリド(トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリド)や脂肪酸で60%以上を占めます。 グリセリドとはグリセリンと脂肪酸のエステルの総称でありグリセリンの3個の水酸基すべてが脂肪酸とエステルを形成したものをトリグリセリド、2個の水酸基と脂肪酸のエステルならジグリセリド、1個ならばモノグリセリドである。 イメージしやすいように簡単に説明するとグリセリンひとつに対して脂肪酸が3つ結合していればトリグリセリド、2つならばジグリセリドといったように、結合している脂肪酸の数によって呼び方が変わるということです。 表皮ブドウ球菌などの皮膚常在菌は有機物質を分解する事によってエネルギー(ATP)を生成します。 トリグリセリドから遊離されたオレイン酸やプロピオン酸などはph5~6(ph0=酸性、ph7=中性、ph14=アルカリ性)であり、それらの酸が皮膚に遊離する事で皮膚表面を弱酸性にしています。 皮膚表面を弱酸性に保つことによって、アルカリ性を好む黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌などの増殖を抑制し、一方で弱酸性を好む表皮ブドウ球菌やプロピオニバクテリウムといった常在菌の増殖を促進します。 以上のように、皮膚を弱酸性に保つ事によって化膿性炎症や食中毒の源となる黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌らの増殖を抑制する静菌作用は常在菌の役割のひとつです。 菌の種類によって弱酸性で増えるもの、アルカリ性で増えるもの、どちらでも生きられるものがあります。 病原菌の多くはアルカリ性でよく増え、外膜に毒性のあるトゲを持っています。 人体の中の血液や体液はpH7. 4前後と少々アルカリ性に傾いていますので、この菌は身体の中に侵入すると増殖し、毒性を発揮します。 皮膚常在菌のうち、善玉菌は弱酸性の条件で増え、また、自らも弱酸性の皮膚を保つために脂肪酸の遊離を促しています。 表皮ブドウ球菌(善玉菌)の元気がなくなるとき 善玉菌である表皮ブドウ球菌やアクネ菌などにとって苦手な環境とはどういう環境なのでしょうか。 それについてみていきます。 乾燥 菌は乾燥が苦手です。 皮膚常在菌も例外ではなく、皮脂や汗が少ない表皮では存在(増殖)することができません。 表皮ブドウ球菌やアクネ菌によって皮膚表面にある皮脂は分解され、肌を弱酸性にする脂肪酸が遊離されますが、皮脂が少ないと遊離される脂肪酸も少なく弱酸性を保つ事ができなくなります。 そうすると、黄色ブドウ球菌などアルカリ性で活発に働く菌が優位になり、肌の炎症をまねきかゆみや湿疹をおこします。 運動不足の人 またエアコンの効いた部屋で快適に過ごし、汗をかく習慣が無い人は、汗腺の機能が落ちています。 体温調節のためにエクリン汗腺からでる「いい汗=さらさら汗」は、99%が水分で残りは塩分、ミネラル、乳酸、尿素などです。 身体に大切な成分は無駄にしないようにと、汗腺にはミネラルなどを再吸収するシステムがありますが、汗をかき慣れていない人ではその機能がうまく働かず、ミネラルたっぷりの汗をかいてしまいます。 ミネラル分の多い「悪い汗=ねばねば汗」はアルカリ性で、上記と同じように黄色ブドウ球菌が多く分布する事で優位になりかゆみ湿疹を起します。 洗い過ぎが及ぼす影響 水での洗顔で皮膚表面の細菌はほとんど流れ落ちてしまったかのように見えます。 しかし、通常は毛穴の中などに残っていた菌がすぐに増え始め、30分から2時間ほどで元に戻ります。 ところがクレンジングや洗浄剤を使って洗顔すると、肌はアルカリ性に傾きます。 クレンジング剤は菌だけでなく、まだはがれ落ちるには早い角質細胞や細胞館脂質まで洗い流してしまうので皮膚は極度に乾燥します。 乾燥してアルカリ性に傾いた皮膚では、表皮ブドウ球菌やアクネ菌は増える事ができません。 皮脂が洗い流されてしまっている上に、菌の数が足りなくて、新たに出てきた皮脂を元に作り出される酸性物質が少ないため、肌は弱酸性になかなか弱酸性にもどりません。 バリア機能も保湿能力も失われてしまいます。 健全な皮膚常在菌を育てる為には 洗いすぎないこと 健全な皮膚環境を作るためには、まず洗いすぎない事が大事です。 強力なクレンジング剤は肌を傷めるだけでなく、常在菌にとっても住みにくい皮膚を作り出してしまいます。 メイク汚れはきちんと落とさなければなりませんが、強いクレンジングは使わないように心がけるべきです。 もちろん朝は水だけで洗顔をしましょう。 できればメイクをしない日を時々は作り、その日は朝晩ともに水だけで洗顔、肌と菌を守りましょう。 水分や油分の補給 洗顔後、ひどく乾燥するようならば水分や油分を補給しましょう。 ただし化粧品に含まれる防腐剤も常在菌を殺してしまうので要注意です。 防腐剤無添加のものをお勧めします。 食事と運動 最後はよい汗をかく習慣を持つことです。 定期的に適度な運動をすることに加えてバランスのよい食事が大事です。 知識をつけ自分にあった方法を見つける 正しい知識を身につけ、自分にあったスキンケアを実行しましょう。 皮膚表面をできる限り自然な状態(弱酸性)に保ち、定着しているいくつかの常在菌のバランスを崩さず正しい方向に力を発揮してもらうために、自分はどのような部分が足りないかもしくは過剰かについて真摯にむきあって考え、それにあわせたスキンケアを行う必要があります。 高価な化粧水や石鹸、オイルが万人に効果のあるものではないということを知りましょう。

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