十 三 機 兵 防衛 圏 ネタバレ。 「十三機兵防衛圏」感想

十三機兵防衛圏ネタバレ無し評価感想 難解で完成度が高く面白いSFゲーム

十 三 機 兵 防衛 圏 ネタバレ

待ちに待ったヴァニラウェアの最新作、をクリアしたので感想を書きます。 これは傑作ですね間違いない。 これからプレイする人は、この後に書かれていくことなど読む必要はありません。 すぐに始めてください。 特に事前の情報はなるべく仕入れないように。 是非ネタバレ無しでプレイして欲しいですね。 まだプレイするか決めていない方、もうすでにクリアした方へ。 いちおうクリアした人間として、簡単に感想を書いてみたいと思います。 ネタバレはしない方針ですが、それでもゲーム内容に触れなければいけないところは出てきてしまいます。 ご容赦ください。 十三機兵防衛圏とは まずは簡単にゲームの説明をします。 それぞれAVGは追想編、SLGを崩壊編と名前がついています。 あと究明編というのがありますが、これはゲームモードではなく、作中で明かされた設定やイベントの回想モードになります。 崩壊編は、世界崩壊の日に十三人の少年少女たちが世界の危機を救うために機兵(人型ロボット)に搭乗して立ち向かうストーリー。 RTSに近い、リアルタイムで推移する戦闘を各種機兵を操って拠点防衛を行うゲーム。 わりとルールは簡単なので、あまり馴染みのない人にもクリアは難しくないんじゃないかな(難易度設定もある)。 高難易度で最高ランクでクリア、などを目指すとそこそこ歯応えがあります(自分は初見最高難易度でプレイしました。 かなり大変でしたけど、むしろそれが楽しい)。 シンボリックな戦闘シーン。 慣れると意外と見やすい (出典:『十三機兵防衛圏』公式サイトより) 追想編は、その世界崩壊に至るまでに主人公たちがどのような経緯で機兵に搭乗することになったのかを描いています。 十三人の主人公が相互に関係し合う群像劇で、とにかく謎が謎を呼ぶ展開で行きつく暇がありません。 なにしろ謎が明らかになった途端に次の謎が生まれ、その謎が明かされたと思ったらさらなる謎が生まれていく。 また、主人公たちも魅力ある人物ばかりで、自分はプレイする内にみんな好きになってしまいました。 こう言う群像劇って、大抵メインとなる数人がいて、ほとんどが脇役になってしまうことも珍しくないんですが、このゲームは、本当に全員が主人公でしたね…。 ゲーム全体の比重としては、追想編が全体の七割ぐらいかな?このゲームのメインパートと言って良いですね。 ただし、追想編を進めていく上で、崩壊編の進行状況がフラグになっていることがあるので(逆もある)、どちらも平行して進めていくことが基本になります。 13人の個性豊かの主人公たち。 それぞれが個別の目的を持ち行動する (出典:『十三機兵防衛圏』公式サイトより) あと、かなり複雑な物語なので、回想モードに当たる究明編は有り難かったですね。 自分は明かされた用語はなるべくすぐに確認しつつプレイしていました。 また、時系列がとにかく複雑になっているので(主人公ごとにまったく異なる時系列で語られる)、究明編でイベントシーンの時系列を確認しないとすぐに混乱してしまう。 実は最初は究明編はなくて、後から追加されたらしいですけど、その決断に感謝ですね……。 これがないと、とても物語を把握出来る気がしない……。 十三機兵防衛圏のなにが面白い? いろいろ前置きが長くなってしまいました。 十三機兵防衛圏をプレイしてきた中で、特に素晴らしいところを書きます。 1.グラフィックの美しさ まあ、ヴァニラウェアと言えば、常軌を逸した偏執的なまでに作り込まれた2Dグラフィックを取り沙汰されます(少なくとも自分の中では)。 その点は今回も健在。 特に光の表現がヤバかったですね(語彙力)。 ちゃんとガラス窓を透過した時は日差しが淡く揺らめき、それが放課後のどこか気怠い雰囲気にマッチしている。 一日の終わりの夕暮れは不吉なほどに真っ赤で、これからの未来を暗示させる。 ただの背景に終わらず、物語的に意味がちゃんとあるんですね。 窓ガラス越しの日差しが本当に美しい (出典:『十三機兵防衛圏』公式サイトより) 2.快適なユーザビリティ まず、ロード時間がほとんどない!それほど大規模なゲームではないおかげか、ゲームを起動する時が早ければ、三つのゲームモードを切り替える時も爆速。 しょっちゅう切り替えることになるので、これが早いおかげでストレスなくプレイ出来ました。 一方でUIもセンスが良くて、ぜんぜんチープな感じがしない。 このあたりヴァニラウェアのこだわりが随所に出ていて気持ちいいです。 3.音楽の良さ ヴァニラウェアの過去作品も手掛けたベイシスケイプによる音楽。 SFジュブナイルらしいどこかレトロフューチャー感があって、物語を盛り上げてくれます。 早くサントラ出ないかな。 ある作中人物の歌が気になってしょうがないんだけど、いまのところ崩壊編のあるステージでしか聞けないんだよね……。 4.ストーリーの面白さ ジャンルは大雑把に言えばSFジュブナイルの範疇に入るわけですが、十三人の主人公の物語は実に多様です。 ある者はサスペンス、あるものはラブストーリー、あるものは探偵物語、あるものはタイムリープものなどなど……、それぞれまったく違う話が展開してゆきます。 どれも中途半端なのではなく、それぞれの物語の結末(なぜ機兵に搭乗したのか)まで奇麗に描かれていて、爽やかな結末もあれば苦いものもありますが、まるで短編集を読んでいるかのような充実感がありますね。 なにより(繰り返しになりますが)十三人の主人公たちが本当に魅力的で、それぞれの物語を追いつつ、それぞれの関係性の変化も注目です。 関ヶ原に一目惚れした冬坂、十郎を一心に思う薬師寺、憎まれ口を叩き合う緒方と如月、ピュアすぎる三浦と南、比治山と沖野は……うん、ピュアだね。 とにかく、この辺りの恋愛模様もまた、日常が崩壊していく中で描かれていきます。 そこには主人公たちが関係しあうことによって生じる葛藤を抱きつつ、それでも世界の謎に立ち向かう姿がある。 世界崩壊を阻止しようとするもの。 何もわからず翻弄されるもの。 周囲のことなど無視して自分の道を突き進むもの。 すべてが終わりゆく世界でそれでもなお前に進む少年少女たちの姿に、驚くほど感情を揺さぶられてしまいました。 ただし、最初に始めた時、ほとんどの人は何が起こっているのかわからないと思います。 これは主人公ごとの物語の時系列がバラバラであるせいで、ある主人公の始まりは別の主人公の結末後の話であることも珍しくなく、しかも、そのことが前提として物語が展開していくからです。 人によってはこのあたりの分かり難さで挫折してしまうかもしれません。 しかし、ご安心ください。 最初はわからないことばかりの物語は、最後には必ず明らかになります。 断言します。 単語が徐々に意味を持ち始めて、最終的には伏線が奇麗につながってゆく。 ネタバレ抜きだとほとんど何も語れませんが、すべての謎は明らかにされ、作品内で奇麗な結末を迎えることは保証します。 自分自身、後半は怒涛の如き展開で次々に物語が収束していくことに唖然としっぱなしでした。 未プレイの方々には、是非、ネタバレ抜きでこの衝撃を味わって頂きたいですね。 それぞれの主人公が協力して運命に立ち向かうことも (出典:『十三機兵防衛圏』公式サイトより) 5.究明編のありがたさ 複雑な物語ですけど、別に身構える必要はありません。 究明編では作中で出てきた設定が逐一追加され、明らかになった事実を詳細に記載してくれます。 また、バラバラだった時系列を順番通りに直した回想シーンもある。 これでキャラクターの相関関係もバッチリ!これが本当にありがたくて……これがなかったら真相を考えることも難しかった……。 これで魅力的なキャラクターたちが織り成す世界崩壊前夜の青春に一層没入することが出来るので、実に良いシステムだと思いますね。 6.RTSとしても面白い ビジュアルはシンプルなんですけど、大量の敵(怪獣と呼ばれています)を相手にこっちも圧倒的な火力をばらまく戦闘は驚くほどに爽快感があります。 ダメージが数字として大量に表示されるの気持ちいいなあ!また、プレイしているとシンプルな画面にも慣れてきて、むしろ余計な情報がないからこそ想像力(妄想)が膨らむところもあります。 あるキャラがやられそうになった時、別にキャラの手番で周囲の敵を一掃した時なんか、自分の中でキャラが会話し始めた時は驚きました(真顔)。 追想編でキャラクターに思い入れあって、関係性を理解しているからこそ崩壊編も楽しくなるというところはありますね。 古い作品になりますが、ガンパレードマーチをプレイした方にはわかってもらえるでしょうか。 このあたりは長くなるので個別の記事で書く予定です。 まとめ いかがだったでしょうか。 ビジュアルの美しさ、物語の面白さと、個人的に2019年のAVG部門としてはぶっちぎりの最高傑作だと思うほどの作品です。 正直に言ってまだまだ語りたいことは山ほどあるし、そもそも自分の感じた面白さの十分の一も語れていない気がしますが、少しでも参考になれば幸いです。 ネタバレ感想も近いうちに書く予定です。

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十三機兵防衛圏のクリアレビュー、SF好きにはマジで神ゲーです!!【ネタバレ無し】|みそじの自分速報

十 三 機 兵 防衛 圏 ネタバレ

ふせったーみたいな機能あればいいのに、と思いながら、ブロマガのネタに消化している私です。 発売まであと一週間。 早いですな。 巻き巻きでやっても間に合うかの? ということで、 冬坂五百里です。 彼女が実は重要人物の関わりが深いので、その人物についても掘り下げながら考察していきます。 ネタバレ注意です。 冬坂五百里 「どこか憎めない普通の明るい女子高生。 成績は平均すれば普通、教科ごとの出来不出来が激しい。 最近は変な夢に悩まされ不眠が続いている。 関ケ原に恋心を抱いている。 」(公式サイトより引用) これだけ見るとなんか普通の女子高生ですけど、彼女も忘れてはならないのが機兵に乗れる人間であることです。 五百里は、物語を進めるとわかりますが、登場人物と色々な関係性を持っています。 (ネタバレがっつりいきます)・鞍部十郎:クラスメイトで、自分の前の席。 同じく変な夢を見る仲間 ・網口愁:小学校4年生のとき同じクラスだった。 同じく変な夢を見る仲間 ・沢渡美和子:親友。 小学校からの付き合い ・南奈津乃:隣のクラスにいる。 小学校からの付き合い ・如月兎美:クラスメイト。 友達 体験版の時点だけでも結構な親密な関係にいる人間が多いです。 ちなみに体験版では、寝不足のせいで休憩時間に保健室で仮眠をしているようです。 どんだけ寝不足なのかよく分かりますね。 そんな彼女の見る夢というか、彼女自身、体験版を進めていくと素性が分からなくなる場面がいくつかあります。 彼女は鞍部十郎の夢にも登場しますが、大体が彼女が大人になった姿です(ゲーム内では「冬坂に似た」という表記)。 しかし、彼女自身が見た夢ではなんと、登場する年代が2089年だったり、2104年だったりとかなり未来の時代に登場しています。 しかも、彼女本人は地の文やゲーム内では別の人間の苗字で表記されています。 「 森村千尋」です。 そう、森村千尋ーーゲーム内では「森村先生」として登場している咲良高校の養護教諭です。 そう、彼女ーー冬坂五百里の存在って基本、1985年以外は一切、登場しません。 公式サイトでは確かに紹介されているので、間違いなく存在はしていますが、それはあくまで「1985年」だけの話です。 じゃあ、彼女って何者? ということになります。 ここで、森村先生について解説していきます。 森村千尋 初出は、 鞍部十郎編の保健室での登場です(これは、体験版とプロローグ版両方同じです)。 その後、 関ケ原瑛編で殺害された状態で登場します。 ちなみにこの時に彼女の経歴が一部、分かります。 それが、31歳で咲良高校養護教諭、敷島の兵器開発に関与する重要人物という書類です(彼女の書類と一緒に数字のメモも見つかりますが、これは割愛します)。 他には、プロローグ版の 郷登蓮也編の2025年では千尋として登場、似た人物に 三浦慶太郎編に妹千尋がいます。 そして、冬坂や鞍部の夢、それ以外の登場人物の回想に登場する「冬坂に似た」女性は、森村千尋です。 そう、どの年代を通しても森村千尋という存在が見え隠れしています。 そこで問題なのが、なぜ、多くの時代に存在できているのかということです。 世の中には同姓同名の方はいらっしゃいますが、それはあくまで名前が同じというだけで、他人です。 普通はあり得ないのです。 しかし、この状況を可能にできる技術が一つだけ存在します。 それが、郷登蓮也編で語られた2188年の「生まれ変わり」の技術です。 郷登蓮也編では、2025年に郷登がある技術を起動させ、眠っていた森村千尋の身体を起こす過程で、とてつもない事実が明らかになります( かなりネタバレなので注意)。 ・森村千尋は、かつて「適合者」であったが、時間の巻き戻しで適性を失う ・肉体のコピーを取る技術で「適合者」の適性が得られるか実験をするも失敗 ・失敗作のコピーをセクター0(1944年か1945年)に記憶を封じた状態で送り、三浦家へ里子に出す ・適合者の条件に付いて探っていた これだけで、とんでもない人間であるのは明らかです。 さらに言えば、三浦慶太郎編で登場した妹千尋は、「森村千尋」のコピー体であるという事実です。 ちなみに、郷登蓮也編の2025年にいる千尋の身体は、まさしく1945年に登場した妹千尋そのものでした。 服装は、まったく異なりますが外見は同じです。 そんな彼女の足跡をたどるとこうなります。 ・1945年:三浦慶太郎の妹として登場 ・1周前の2065年:鞍部十郎を背後から撃つ ・鞍部十郎の夢:鞍部の成長した姿と一緒に施設の襲撃をしていた ・2089年:2105年の戦いから辛うじて逃げ延びた ・2104年:和泉、沖野と円盤について調査している。 両親は死んでいる ・網口愁の夢:井田に98式二脚車両(おそらく、機兵の前身)を使って、転送するよう言う ・2025年:名前だけ登場(薬師寺恵編)、幼稚園児の姿(プロローグ版) ・2064年:プロローグ版の郷登蓮也編、体験版の関ケ原瑛編に大人の姿で登場 ・1985年:和泉十郎の治療経過を観察している? 鞍部達のクラスの担任 ・同年:関ケ原瑛が記憶を失っていた現場に死体となって登場。 後に、学校は休職扱い ざっと纏めるとこんな感じですが、かなり多くの登場をしています。 しかも、子供の姿は1945年と2025年、あとは殆ど大人の姿か高校生の姿です。 では、冬坂五百里との関係性についてです。 冬坂五百里=森村千尋のコピー体 プロローグ版でナノマシンを使った記憶操作が明言された以上、これが一番有力な説ではないかと言えます。 しかも、プロローグ版では記憶を封じているとあることから恐らく、1985年用にチューニングされた肉体ではないかと考えられます。 ただし、この時代には既に「森村先生」としての存在が登場しているので可能性としては、1945年に三浦家へ里子に出されたコピー体が成長したものです。 そうなると、苗字は「三浦」で名前が千尋になるはずです。 しかし、三浦慶太郎編で彼自身が機兵に搭乗して戦闘中に別の時代(1985年)に飛ばされている描写があるため、恐らく三浦家に何某かの問題が発生し、養子に出されたか三浦家が離婚して、苗字が変わったのであれば分かります。 ですが、名前が「千尋」ではなく「五百里」である以上、別人という可能性もあります。 ただ、森村千尋自体がコピー体の記憶を封じて別の時代へ送り出していることから、そもそも名前に拘りがなければ、千尋ではない名前をつけてどこかの時代に送られていてもおかしくはありません。 それを冬坂と仮定すると辻褄が合いそうなものですが、1985年では森村が死亡しているため、彼女の存在自体が安定しない気もします。 仮に複数のコピー体がそれぞれの年代に即して、あるいは機兵に乗る人物たちの年代に合わせてつくられているのであれば、彼女がコピー体として記憶を封じられた状態でいるのは納得がいきますし、変な夢の内容も実はコピー体だから見る夢である可能性もあります。 冬坂五百里=第三者が作った存在 これに関しては、南奈津乃と沢渡美和子という小学校時代からの友人、網口愁という小学校4年生のクラスメイトの存在があるため、可能性としては低いのですが、第三者が森村の姿に似せて作った可能性も考えられます。 仮に第三者が彼女の存在を創造したとして、彼女の高校時代を知っている可能性のある人間として、技術記録を見た郷登蓮也と2089年の森村千尋の前に現れた、井田鉄也という特務機構の理事長のみです。 この二人の共通点としては、1985年よりも未来に登場する回数、それらの未来に関係する事実に干渉できるということです。 郷登はゲートの操作、2064年では防衛線を森村・井田と共に敷いていた、井田は登場人物(ゲーム内では「適合者」)の存在を割り出す、2064年では森村・郷登と共に防衛線を敷いていた、という事実から両者は、未来の技術にある程度精通していることが分かります。 ただし、二人とも冬坂を作るメリットとして考えられるのは、機兵の搭乗者を増やすことだと思うので、冬坂に秘密裏で制作していても可笑しくはありませんが、現状、関ケ原や東雲、鞍部のように何か薬を服用している描写がないことから健康体であるため、自然に生まれた可能性もあります。 あとがき 彼女に関しては謎が多く、正直プレイしていてもそこまで分からないことが多かったです。 ただし、森村千尋=冬坂五百里である可能性、森村千尋を元に造られたコピー体が各時代に別の名前で活動している可能性と膨らみますが、正直、冬坂五百里は誰かを元に生み出された人間であるという考えです。

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全く役に立たない十三機兵防衛圏の13キャラ徹底解説|ジスロマック|note

十 三 機 兵 防衛 圏 ネタバレ

みなさん、十三機兵防衛圏ってもう遊びました?ちょうどさっきクリアしたんですけど、マジで面白かったです。 話のスケールがあまりにもデカすぎて逆に上手いネタバレの仕方が分からないほどの壮大なストーリー、SFへの造詣もなく理解力も低い私ではとても語り切れないので、登場する13人のキャラクターの感想にしようと思います。 あっ、それとほぼネタバレしか書いてないので、今プレイ中の方は絶対に見ない方がいいです。 見るな! 鞍部十郎 この十三機兵防衛圏というゲーム、タイトル通り13人の主人公が存在するのだが、この鞍部十郎はその主人公の中の主人公みたいな奴だ。 幼顔でCV下野紘でこりゃもうラッキースケベ待ったナシか~~~!?と思ってしまうほどの主人公の中の主人公という風格の男。 いや実際大体のオタクはコイツを一目見た瞬間「こやつ…ラッキースケベ体質か!?」と分かるハズだ。 だが、コイツの中にはもう一人の鞍部十郎…もとい「和泉十郎」という男が潜んでいる。 この和泉十郎とかいう奴、機兵適合者を全員殺して回ったり他人の彼女の身体を乗っ取ったり終いにゃ猫になったりとにかく大暴れ。 肉体の状態的には 「仮面ライダービルド終盤の葛城巧が中に存在する桐生戦兎」に近いのだが、その葛城巧がエボルトに変わったような状態。 ヤバい。 で、その桐生戦兎の肉体の中に潜むエボルトこと和泉十郎は「柴久太」という男の姿で鞍部十郎の前に現れて幼馴染ムーブを繰り出してくる。 マジで何なんだよ。 しかもこの柴久太、厄介なことに鞍部十郎にしか見えていないため周りの奴等からは「えっ、あの子何に話しかけてるの…?」「ヤバ…近寄らんとこ…」と気狂い扱いを受ける。 こんな事ある? でも……この和泉十郎までちゃんと含めて鞍部十郎が好きになっちゃうんですよね…というかもうネタバレ乱発してるのでクリア済みの人しか見てないと思うんだけど、正直和泉十郎の方が好きになるよね!? マジでズルいわこの男~~~!!! 冬坂五百里 十三機兵防衛圏は13人の主人公が居る…と先程言ったように、13人それぞれに個別のストーリーが用意されており、その話の毛色すらも十人十色。 同じ舞台ではあるが、ジャンルすら違うようなバラバラの物語が1つに集結するのもまた十三機兵防衛圏の魅力だ。 その13本のストーリーの中で最も私が好きなのがこの冬坂五百里編。 まず始めた瞬間に食パンを咥えながら「遅刻遅刻~!」と通学路をダッシュする女子高生をこれでもかと見せ付けられる。 いや令和にこんなコテコテの導入アリ!? もう勘の良い方はお分かりかもしれないが次のシーン、謎のイケメンと校門で激突する。 いや令和にこんなコテコテの導入アリ!?!? 私はこの導入に凄まじい衝撃を受けてしまった。 そう、この誰もが一度はどこかで見かけたことはあるだろうコテコテの展開、まさに古き良き「少女マンガ」のソレだ。 冬坂五百里編の異様なまでの少女マンガエミュレートっぷりはすごく、壮大なSFストーリーを楽しみに十三機兵防衛圏を購入したはずだったのに、いつの間にかこの冬坂五百里の繰り広げる青春ラブストーリーにドキドキしてしまっている自分が居た。 実はこの冬坂五百里ちゃんには自分に酷似した「森村千尋」という女が居る。 しかも2人。 その片方は乳がバカでかい保健室の先生。 もう片方は幼稚園児。 もし自分が同じ状況に遭遇したら泡を吹いて卒倒してしまうかもしれないが、「いやそんな自分に似てる奴とか知ったこっちゃねえ!」と言わんばかりに青春ラブストーリーフルスロットルで話が進んで行くので楽しかった。 この冬坂五百里編で「少女マンガを読んでいる時の気恥しさ」を十二分に摂取出来たので、もう言うことなど何もない。 末永くお幸せに… 薬師寺恵 薬師寺恵は、鞍部十郎の彼女。 そして鞍部十郎の中に居る和泉十郎の娘のような存在………ほらもうややこしくなってきた! 「自分の彼氏の中に自分の父親のような存在の人が同居している」と知ったらどうします?私だったら気が狂います。 この異常にややこしい状況をちゃんと分かりやすく整理して伝えてくれるのも十三機兵防衛圏の良いところだ。 「そして、薬師寺恵を我が子のように可愛がっている和泉十郎は、猫の姿に化けて彼女に近づき、ある契約を果たす代わりに魔法の銃で同級生を撃つように命令する…」って改めて状況を字面に起こして整理するとマジですごいことになってるな…。 とにかく「猫と契約して魔法少女に!」って流れだと思っていただければ。 パッと見で知的なイメージを受けるが、ゲーム終盤の彼女は「私が…私が戦う…!」と日本兵にも負けず劣らずの大和魂を見せてくれる。 スケバンにすら認められるほどの大和魂を兼ね備えた魔法少女、実際のゲーム内の性能もかなり強く、ドローンを大量に召喚し敵怪獣をあっという間に溶かす様はとても爽快。 ちなみに薬師寺恵のストーリーでも和泉十郎は株を上げてくる。 ズルい男~~~!!! 関ヶ原瑛 冬坂五百里の彼氏。 顔、良すぎん? 未来からやってきた。 記憶喪失。 銃を使える。 呼べば来る最新型バイクを持ってる。 顔が良い。 ボクシングをやっていた。 不良数人と殴り合って勝てるほど肉弾戦が強い。 彼女を助けに公的権力に殴り込む。 顔が良い。 「もうイケメンはお腹いっぱいだよ~~~!!!」と悲鳴を上げたくなるほどのイケメン。 まず「 呼べば来るバイク」って何?お前は仮面ライダーか?? 冬坂五百里編ではそれこそ少女マンガに登場する顔のいい男として十分な活躍を発揮するが、自分の関ヶ原瑛編でも記憶喪失なのにも関わらず相変わらずのイケメンっぷりである。 今年のCLAMPに描いてもらいたい男No1、関ヶ原瑛をどうぞよろしくお願いします。 南奈津乃 先日私の友人に無理矢理十三機兵防衛圏をプレイさせたのだが、チュートリアルの南奈津乃編が始まったら「なっちゃんいいな…」「なっちゃんいいよな…」と2人とも南奈津乃の同級生になってしまった。 それぐらいの魔力を秘めた女という事です。 南奈津乃、めっちゃ同級生を勘違いさせてそうじゃないですか? コイツはかなりのSFオタク気質で、男女関係なくビデオを借りに行ったりしている。 クラスの端に居るようなオタク男子が声を掛けられた日にはもう「み、南さん、まさか僕に気があるのかな…?」と勘違いが始まってしまう。 しかもこの女! あろうことか当たり前のようにブルマ姿で校内を走り回ったりする! ちょっと優しくされて勘違いしたオタクがブルマ姿の南奈津乃に話しかけられた瞬間、もう「やっぱり…やっぱり南さんは僕のことが好きなんだ…!」と完全な勘違いを起こしてしまう。 南奈津乃のせいです あ~あ 三浦慶太郎 ここでオタクくんに残念なお知らせです。 南奈津乃にはもう彼氏がいます。 それがこの三浦慶太郎。 意を決したオタクくんが「あ、あの南さんっ…!僕はあなたの事が…!」と伝えようとしたら「ゴメンゴメン!今日は三浦くんと約束してるんだ!」と断られ玉砕するオタクくんの姿を想像することなどあまりにも容易い。 三浦慶太郎、勘違いオタクの屍を超えて行け。 オタクくんに追討ちをかけるようですまないが、南奈津乃とよく一緒に居るこのロボットに見覚えはあるだろうか? 残念ながらこれも三浦慶太郎です。 どうする?同じ女に彼氏が2人居て、それが両方とも同一人物だとしたら…? SFホラーですよ。 こんなの。 網口愁・如月兎美 突然2人同時になってしまって申し訳ないが、この2人だけはどうしてもまとめたかった。 いや、実際「網口愁」と「如月兎美」の2人にはそこまで接点がない。 恋仲でも何でもない。 「じゃあ何故…?」と思うかもしれない。 それは未来の網口愁と如月兎美が恋仲だからだ。 いや、「恋仲」と一言で片付けてしまってはもったいないぐらいのすごく深い関係性だ。 まぁ簡単に言っちゃうと「 歌い手とガチ恋オタク」なんですけど。 十三機兵防衛圏の過去と未来の時代はそれぞれ独立した平行世界。 DNAが同じクローン人間がそれぞれの時代に何人か居たりする でも、未来ではくっついてるはずの網口愁と如月兎美が、同じDNAを持ったこの2人が昭和60年ではお互いに別の彼氏彼女を作ってるんですよね。 このゲーム自体、割とキャラ同士のカップリングを推してくるから、「 同じDNAを持った人間でも育つ環境さえ違えば全く別の人とくっつく」って結果が出力されるのが当たり前といえば当たり前なんだけど面白かったです。 この「十三機兵防衛圏」自体がスケールのバカでかいシュミレーションゲームみたいなもんだから、こういう恋愛要素すらもシュミレーションされてるのが画期的でしたね。 何かすごい真面目なこと言ってるな! 鷹宮由貴 突然の性癖暴露で申し訳ないんですけど、私は「女子にモテる女子」がめちゃくちゃ好きなんですよ。 それでこの鷹宮由貴はめちゃめちゃ女子にモテる。 いや、もう顔と見た目で大体分かっちゃうでしょ!?これでCVが紅月カレンと大体同じノリの小清水亜美なんだからもう役満で上がれる。 このゲームは、キャラ同士のカップリングをやたらと推してくる。 推しカプの写真です。 見て下さい。 見たら分かると思うんですけど、鷹宮由貴の幼少期がボーイッシュなの最高すぎませんか? この写真を初めて見た時に「これ、数年後に再会した時に『昔は男の子みたいでかっこよかったな~!』ってイベント発生するやつじゃん!!!」ってテンション上がりまくってしまった。 十三機兵防衛圏最推しカプ、南奈津乃と鷹宮由貴をよろしくお願いします。 ついでだが、この鷹宮由貴編にもあの和泉十郎が登場する。 「相葉絵理花」という女子高生として。 マジで何なの??? 緒方捻二 リーゼントに学ラン赤シャツのまさにステレオタイプヤンキーって感じのキャラクター。 ではコイツのストーリーも想像通り「街中の不良とタイマンを張りまくる!」のような展開なのかと思いきや、そうではない! 「 ループもの」が始まる。 「ちょっといい関係に発展しかけている如月兎美と緒方捻二は、二人仲良く同じ電車に乗るがその電車が怪獣の攻撃を受けて脱線。 もちろん死亡。 そこから電車に乗る前の駅のホームまでタイムリープで戻される」という1連のセットが緒方捻二編では繰り返される。 何とかそのループを抜け出して如月兎美を助けようとする緒方捻二のループ系主人公っぷりはもうたまらない。 「リーゼントのヤンキーがタイムリープで彼女を死の運命から救う」ってヘンテコなあらすじだけでかなり面白いのだが、何度も死を繰り返して別のアクションを起こし結果を変えようとするプレイ自体がすごく楽しかった。 ストーリーなら冬坂五百里編、ゲームとしては緒方捻二編って感じでした。 東雲諒子 このゲームを全くプレイしたことがない人でも「東雲先輩」という名前は何度か目にしたことがあるのではないだろうか? 「十三機兵防衛圏で最も強烈なキャラクター」と言っても過言ではないぐらいの女だ。 具体的に何が強烈なのか? やはりなんと言ってもこの綾波レイのような印象から放たれる 「完全にボケてしまっているおばあちゃんムーブ」だろう。 もう東雲先輩のボケ武勇伝を上げ始めたらキリがない。 「人の名前をすぐ忘れる」「さっき起きたことすらあんまり覚えてない」「まず過去の記憶が曖昧」「訂正されたことを覚えない」「完全にボケているのにメモを取ろうとすらしない」………この辺でやめておこう。 そのせいか、周りのキャラクターからも「東雲先輩、大丈夫ですか?」「ちゃんとお薬飲みましたか?」「保健室連れていきましょうか?」と完全にご老体と何も変わらない扱いを受けている。 極めつけは真実を突きつけた瞬間「嘘よ…!そんなハズはない…!!」と苦しみながらぶっ倒れ、そのまま保健室に搬送される。 しかもそれがワンセットと化しているため、一体このやり取りが何度繰り返されたのかも分からない。 もうどないせいっちゅうねん 少子高齢化社会の過酷な介護現場の凄惨な現状である。 郷登蓮也 CV福山潤で、頭脳明晰品行方正の次期生徒会長候補。 あまりにも完璧超人すぎて、初めて見た時は「コイツもしかして裏切るんじゃないか…?」とまで疑ってしまった。 ゴメンね郷登君。 一言で言ってしまうと「1人でなんでも出来る奴が1番苦労する」の典型例。 「 たった1人で11機の機兵を遠隔操作して戦った」などの武勇伝から分かるように、とにかく1人でなんでも出来る。 ほぼソロプレイでこの十三機兵防衛圏の世界の真実にまで辿り着いた。 本当にすごい男。 こんな優秀な奴が居てたまるか…とまで言いたくなってしまうが、クリア後の印象は完全にこれ。 悲しいかな。 この世の諸行無常。 1番出来るやつに1番面倒な仕事が回ってくる。 彼はさっきの「完全にボケてしまったおばあちゃん」こと東雲先輩の介護福祉士である。 ボケが改善するどころか進行する一方の東雲先輩に何度名前を忘れられようとも、めげずに献身的に介護し続ける彼の姿があまりにも眩しすぎて涙が止まらなかった。 比治山隆俊 待たせたな。 もう13人の中で意図的に比治山君を最後に持ってきました。 比治山隆俊は 「十三機兵防衛圏最萌キャラクター」と言っても過言ではない。 まず断言してしまうが、比治山隆俊という男自信にストーリーの核心に迫るような情報はほとんどない。 だから、比治山隆俊と沖野司のいちゃいちゃムービーを延々と見せつけられる。 沖野司は女装癖のある天才変態少年。 このゲームは序盤、中盤、終盤、更には本当の最後の最後にまでひたすら前提が覆り続ける。 さっきまで常識だと信じていたことがひっくり返された衝撃が何度も襲いかかってくるのが、十三機兵防衛圏の醍醐味とも言える。 だが、「 比治山隆俊は女装男子に性的興奮を覚えている」という事実だけは絶対に最後まで変わらなかった。 すごい。 しかもこの2人、前世から付き合ってる! つまり比治山隆俊編ではとにかく過去・現在・未来と時空を超えた「 比治山隆俊と沖野司のいちゃいちゃムービー」 をひたすら見せられ続ける! 何だこれは!? もう何も語るまい。 十三機兵防衛圏に微塵の興味もない人がこの記事を見ているのかどうか分からないが、この比治山隆俊と沖野司のいちゃいちゃムービーが気になったら購入を検討して欲しい。

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