白 猫 書物 の ごとき ルーン。 【白猫】グラビティホライゾン「新たなる目覚め」の攻略 / 模倣ポイントの稼ぎ方

ルーン

白 猫 書物 の ごとき ルーン

『白猫プロジェクト』で『私立茶熊学園2016第2期』のキャラガチャから 『茶熊カスミ』杖 魔道士 の評価や性能・ステータス、声優などモチーフ武器:清めの万年筆やオススメ武器やアクセサリーなどを紹介します。 『茶熊カスミ』は果たして強いのかそれとも弱いのか 『白猫プロジェクト』で『私立茶熊学園2016第2期』イベントがまもなく登場します。 『私立茶熊学園2016第2期』から ・『茶熊シャルロット』: ・『茶熊オウガ』:武闘家 拳 ・『茶熊ヨシュア』: ・『茶熊ミレイユ』:弓 アーチャー ・『茶熊エシリア』: ・『茶熊カスミ』: ・『茶熊ガレアライダー』:竜 ドラゴンライダー ・『茶熊メア』: ・『茶熊イサミ』:剣士 ・『茶熊マール』 ・『茶熊ゲオルグ』 ・『茶熊エクセリア』:双剣 クロスセイバー ・『茶熊シズク』 ・『茶熊ハルカ』 ・『茶熊ガレアライダー』 ・『茶熊ツキミ』 と『私立茶熊学園2016第2期』では16人も登場。 『茶熊カスミ』は立ち絵が先行公開されました。 『茶熊カスミ』は本を所持しているので図書委員とかでしょうか そこで今回は『私立茶熊学園2016第2期』のキャラガチャから登場する『茶熊カスミ』の 評価や性能・ステータス、声優など強いのかそれとも弱いのかオススメ武器などを紹介していこうと思います。 『茶熊カスミ』杖 魔道士 の評価とスキル・性能、声優と強いのかそれとも弱いのかについては目次にも書いてるように評価部分以外は調査中です、情報が分かり次第追記します。 スポンサーリンク 目次 『私立茶熊学園2016第2期』のキャラガチャで登場する『茶熊カスミ』を持っていない方などは性能や評価も気になりますよね。 『茶熊カスミ』の性能だけではなく見た目的にも闇属性っぽくて欲しいという人も意外と多いと思います。 勿論『茶熊カスミ』の見た目だけではなく性能やスキルやステータス、 強いのかそれとも弱いのかまた『茶熊カスミ』の声優さんも気になるところです。 ステータス 【白猫】『茶熊カスミ』杖 魔道士 の評価とステータスについて 【白猫】『茶熊カスミ』杖 魔道士 のステータス レベル Lv. 1 155 67 95 30 41 Lv. さくやこのはな 消費SP:45 敵にダメージを与え、30秒間一緒に攻撃してくれる本を呼び出す。 『茶熊カスミ』の声優さんは三澤紗千香 みさわ さちか さんです。 三澤紗千香 みさわ さちか さんスペースクラフト・エンタテインメント所属する若手声優さんです。 の小日向縁役、アルドノア・ゼロのライエ・アリアーシュ役など 多くのアニメ声優を演じています。 ゲームでは ・バレットガールズの高梨月代役 ・ソードアート・オンライン -ロスト・ソングのストレア役など 『白猫プロジェクト』では『カスミ』、『夏カスミ』と何度も登場していますね。 以上:『『茶熊カスミ』杖 魔道士 の評価 声優さんについてでした。 スポンサーリンク 『茶熊カスミ』』杖 魔道士 の評価 最後に『『茶熊カスミ』杖 魔道士 の評価です。 『茶熊カスミ』』杖 魔道士 性能と職業の予想 『私立茶熊学園2016第2期』のキャラガチャで登場する『茶熊カスミ』の評価について 『私立茶熊学園2016第2期』のキャラガチャで登場する『茶熊カスミ』は書物を携えています。 そしてペンみたいなのを所持していますよね。 ということはやはり『茶熊カスミ』は杖 魔道士 ではないかと予想できます。 『茶熊カスミ』は書物を開いて詠唱する様な魔道士になるのでしょうか。 『茶熊エシリア』と同時期に出ることを考えるとやはり『茶熊カスミ』が杖 魔道士 ではないかと思います。 そして『茶熊エシリア』の性能はやはり魔道士でステルススキルを継承しそうな予想はしますね。 そして『カスミ』、『夏カスミ』の所持するビームスキルも継承するのでしょうか ただ『夏カスミ』が壊れキャラだった事を考えると、今回の『茶熊カスミ』はそこまで強く無いのかという気もします。

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【白猫】初心者必見!2倍書重ねがけできるの知ってた?…白猫日記20 | Nouvelles

白 猫 書物 の ごとき ルーン

私たちの艦隊はホルン王国へ向けて順調に進んでいる。 魔力動力なので燃料補給不要。 私の世界でいえば、原子力動力のようなものか。 今のところ、護衛艦の出番はない。 いい事だ。 私は前部甲板のベンチに座り、流れゆく光景を見ていた。 まあ、どこを見ても海だがな……。 ん? 私はその場から飛び退いた。 ダダダダとナイフがベンチの座面に突き刺さった。 「ありゃ、やっぱり避けられたかぁ」 フン、ルーンだ。 物陰から私を狙うとはいい度胸だ。 「いい加減ナイフが勿体ないだろう。 やめておけ」 私はベンチに刺さったナイフを見てため息をついた。 投擲用ナイフは再利用が出来ない。 しかも、それなりの値段がするので、やたらとばらまいていい物ではない。 「これ在庫処理。 新調したあのナイフは使ってないよ。 勿体ないから」 そう言って笑うルーン。 全く……うぬっ!? 私はその場に伏せた。 その頭上を高速で何かが通過し……。 「はぐっ!?」 ものの見事にルーンの腹に矢が3本命中し、彼女は倒れた。 「ああ、やっちまったな」 物陰から現れたエリナが急いで倒れたルーンに駆け寄り、無理矢理刺さった矢を引っこ抜いて蘇生を試みている。 なんで、私ばかり狙うのだ。 「ふぅ、ちょっと焦った」 かなり焦ろ。 全く……。 「うーん、お姉様の熱い一撃。 確かに受け取りました」 起き上がるや否や、ルーンがエリナにそう言った。 エリナは無言でクロスボウを構えた。 「ゼロ距離射撃だ。 コイツは利くぞ……」 「怒ったお姉様も素敵です!!」 エリナはその場に崩れ落ちた。 フン、負けたな。 「私に勝とうなど十年早いですよ。 お姉様」 ルーンがおてんばなガキのごとく、えへへと笑って見せる。 「全く……」 クロスボウを杖にして立ち上がり、エリナは立ち上がった。 「まあ、そう珍しい事ではない。 私のいた世界ではな……」 同性同士で仲がいいを越える。 さして珍しい話しではない。 私は別に否定しない。 この世界の常識は、分からんがな……。 「そういえば、アリスさんからちらりと聞いているのですが、あなたはこの世界の猫さんじゃないんですよね」 ルーンが興味津々といった感で聞きた。 エリナも興味はあるようだ。 よかろう、暇つぶしにはなるか……。 「ああ、この世界の猫ではない。 あっちでは普通の野良猫だった。 車……って言ってもわからんか。 まあ、馬車みたいなものだ。 それに轢かれて死んだ瞬間、たまたまアリスがこちらの世界に呼び込んだ。 そうしたら、なぜか無敵の猫になってしまったのだ。 野良猫としては、これほど愉快な事はない」 二人とも黙ってしまった。 そんなにシリアスな話しだったか? 「あの、元の世界に未練は……」 ルーンが珍しく神妙な面持ちで聞いて来た。 「ないと言えば嘘になるが、今はこちらの世界での生活に満足している。 猫というのは居心地のいい場所にいたがるものだ」 元の世界にいたら、こんな大冒険はなかっただろう。 縄張りから出たくないのが半分、好奇心が半分だ。 我々はそういう生き物である。 「そうですか……良かった。 どこにもいかないでくださいね」 それはアリスのセリフだろうと思った時だった。 タイミング良くポンコツが現れた。 「どうしたんですか。 みんな総出で……」 アリスが不思議そうに聞く。 「うん、猫さんに色々聞いていたんだなぁ。 使い魔に欲しくて」 冗談めかしてルーンが言う。 「ええええ、ダメですよ!! 先生は私のものです!!」 ……いつからお前のものになった? 「アリス、そう言うならせめて召喚術の仮免を卒業しろ」 私は冷たく言い放った。 「えっ、まだ仮免だったんですか?」 「これは驚きだな。 これほど強力な使い魔がいるのに」 ルーンとエリナに言われ、アリスは見事に撃沈した。 「どーせ私は仮免ですよ……」 やれやれ、鬱陶しい。 私はアリスを無視した。 「この仮免は放っておいて、まだ聞きたい事はあるか?」 私はルーンとエリナに目を走らせる。 「そうですねぇ。 どこで召喚術を覚えたんですか? Sランなんてそうはいませんよ。 あと、魔法もスリーSだし」 なるほど、やはり気になったか。 「全て独学だ。 書物を読んで研究したに過ぎない。 ランク分けなど気にしたことはないな。 あれは人間の尺度で勝手に決めたものだしな」 私はパイプを取りだした。 大した話しではない。 「うわっ、勝ち組発言!!」 ルーンが声を上げる。 これ、勝ち組なのか? 「まあ、どうあれ、私としては、アリスを虐めるネタが出来て楽しいがな。 面白いくらい落ちる」 「……先生。 殴っていいですか?」 私の答えなど聞かず、アリスが立ち上がりざまに、一発パンチを繰り出してきた。 しかし、甘い。 半歩ほど下がるとその腕は空を切った。 「くっ、不覚……」 アリスはヨロヨロと立ち上がった。 私を殴ろうなど10年早い。 「さてと、朝飯でも食うか。 そろそろ出来た頃だろう」 私は三人を引き連れ、食堂へと向かっていった。 まあ、平和な日である。 異変が起きたのは、その日の午後だった。 いつも通り昼寝を楽しんでいると、船に警報が流れた。 『船長より各員へ。 所属不明の不審船が接近中、船内にて待機願います』 ほう、やっと事件が発生したか。 当然、船内に待避などしない。 見ると、前方から巨大な船が接近してきた。 「今時帆船で木造ですか……珍しいですね」 いつの間にかアリスが横に来て解説する。 「馬鹿者、よく見ろ。 あれは最近作られた船ではない。 そして、マストのてっぺんを見ろ」 私が前足で示した先には、おなじみのあのマークがあった。 海賊である事を示すドクロマークが……。 「か、海賊が暴れていたのは百年近く前の事です。 これはまた……」 「また『時の忘れ物』だな」 アリスと私が顔を見合わせた瞬間、護衛の戦艦や駆逐艦が砲撃を始めるが、相手の船にダメージはない。 砲弾がすり抜けてしまうのだ。 「なにか、嫌な予感がするのですが……」 アリスの声は現実になった。 時代遅れの海賊船はこちらに横腹を向け、一斉に砲撃を開始した。 しかし、砲弾が命中してもなにも起こらない。 まさに幻だった。 私は手近にあった船内通話器で操舵室を呼び出した。 「あれは、言ってみれば幻だ。 攻撃するだけ無駄だぞ。 今から召喚術を使うのでなるべく距離を開けてくれ」 『承知しました』 受話器を元に戻し、私は召喚術の準備に入った。 「デス!!」 現れたのは、全身白骨の禍々しい姿をした、子供が泣くレベルのバケモノだった。 その手には巨大な鎌を持っている。 「そ、それ、禁術……」 アリスがなにか言ったが、それを無視して私は「デス」に命令を送る。 素早く幻の海賊船の上まで飛ぶと、その大鎌で船を真っ二つに切断した。 すると、海賊船はスッとその姿を消し、再び海は平静に戻った。 「先生、今のはヤバいですよ。 あれ、モロに禁術なんで……」 アリスが慌ててそう言ってきた。 ……ふん。 「人間の作った法など知らん。 アイツは魂を刈り取る。 これ以上はない適任だと思うが?」 私はアリスにそう返した。 禁術である事くらい私も知っている。 しかし、だからどうした? 必要な時に必要な魔法を使っただけだ。 「それはそうですけど!!」 アリスよ。 落ち着け。 「なら、問題あるまい。 誰に迷惑をかけたわけではないしな。 そもそも禁術という考えがおかしい。 人に害がある魔法が全てダメなら、明かりの魔法さえ禁術だ。 要は使う者次第なのだよ」 屁理屈ではあるが事実でもある。 魔法や召喚術などいかようにも使える。 禁術指定など意味がない。 「いや、そういう問題では……」 アリスがなにか言いかけたが、 「では、どういう問題だ?」 ここは一気に畳み掛ける。 「禁術を使ったら死刑ですよ? ヤバいです!!」 アリスが冷や汗ダラダラで言った。 なんだ、そんな事か。 「人の法で猫を裁けるのか? 人間も暇だな」 「うぐっ……」 アリスは沈黙した。 再び隊形を組み直し、船はゆっくりと前進を開始した。 「さっきの何だったんでしょうねぇ」 ルーンが軽い口調で言ってきた。 「そうだな……過去の亡霊とでも言っておこうか。 私とアリスはどうも奇っ怪な事に好かれてしまっているようでな。 もうあのくらいでは驚かん」 実際、あんなもの子供だましのアトラクションに過ぎない。 今までのものに比べればな。 「へぇ。 面白そうですねぇ」 私はそんなルーンにあの航海日誌を差し出した。 「読んでみろ。 楽しいぞ。 私とアリスはこういう修羅場を抜けてきている」 「これ、グリモニック号の航海日誌じゃないですか!!」 「なんだと?」 ルーンに続きエリナが反応した。 二人揃ってこういうのは好きか。 「……これ、本物ですよ。 偽物でここまで詳細には書けません」 「当たり前だ。 持ってきたのだから」 私は航海日誌を奪うように取り上げ、小さくポケットを開いて片付けた。 「とまあ、こんな感じだ。 お化け海賊船なんて可愛いものだ」 この話しはここでおしまいだ。 大騒ぎするような事ではない。 「猫さんたち熟練の冒険者だったんですね……」 ルーンの言葉に私は笑った。 「冒険者ではない。 なぁ、アリスよ」 私が話しを振ると、小さくうなずいた。 「はい、冒険者登録もしていませんし、一介の召喚術士見習いです」 「そういうことだ。 まあ、そのわりには、色々回っているがな」 ルーンの目が見開かれた。 「なんと、冒険者ではないと。 それで、こんな依頼が流れてくるなんて、やはりただ者ではありません!!」 「ただ者でいたいのだがな……」 私は小さくため息をついた。 出航してから、どれくらい経った事だろうか。 大洋の中心付近は荒れるらしく、若干はずれた西方航路という航路を辿っているらしいのだが、それでも荒れた。 鉛色の空からは大粒の雨が叩き付けるように降り、強風が吹き荒れる中の海。 こんな日に甲板には出たくないので、私たちは部屋の中にいた。 私は猫なので勘定に入れず、女三人集まればやはり恋バナ。 興味ない……というか、私には理解出来ぬ話しなのだ。 悪しからず。 「そういえば、アリスちゃんって好きな人いるのぉ?」 ルーン攻撃隊による日常会話からの急降下爆撃!! 爆弾はアリスに着弾した。 「え、ええっ、そ、そんなの、いませんよ!!」 なぜにちらっと私を見る。 やめておけ、猫に惚れても応えられん。 「あー、やっぱり猫さんですかぁ。 シブくて格好いいですものねぇ」 ルーンがアリスをからかう。 あのなぁ……。 「ち、違います。 先生はあくまでも先生です。 それ以上ではありません!!」 よく言い切ったアリスよ。 あとで猫缶1つくれてやろう。 「そういうルーンさんはいるんですか!!」 出たな恋バナクラスター爆弾。 こうやってまき散らかるのだ。 「さんは付けないでいいよ。 気持ち悪いから。 私が好きなのは、当然お姉様……」 シャキっと音がして、エリナがクロスボウを構えた。 「おい、エリナ。 恋バナに武器禁止。 しまえ」 私が言うと、不承不承エリナは武器をしまった。 「すまんが、私はお前の事を友人か妹にしか思えん。 そういう感情を持ってもらえるのは……まあ、ありがたいが」 心底困ったというように、エリナはつぶやいた。 「ありがたいですと!? ならチャンスはあるんですね。 私、頑張ります!!」 ルーンのテンションが上がった。 何を頑張るのかは知らんがな。 「よせ、ルーン。 私は恋愛などする気はない。 不毛だからやめておけ」 心持ち赤面させながらも、エリナはサバサバとそう言った。 「そういうクールなところが魅力なんだけどなぁ。 いかにも女の子女の子したの嫌いだし」 ニコニコ笑顔のルーンが、私に向かってナイフを投げてきた。 さっと避ける私。 「さすが、私が見込んだだけの事はある」 「あの程度避けられない方がおかしい。 いいから黙って話しをしてろ」 ……全く。 「実は、アリスちゃんも狙っているんだよ。 エリナは手が届かない永遠の憧れ、だけど総合的に考えて、普通に付き合うならいいなぁって、気がついてた?」 「ほけぇぇぇ!?」 アリスよ。 なんて声を上げる。 しかし、これは驚いた。 まさか、アリスにメガトン級の爆弾が落ちるとは。 よりによって、コイツか!? 「言っておくけど、私はこういう話しの時は嘘は言わないからね。 真面目に考えてもらいたいんだぁ」 「せ、先生!!」 こっちにダッシュしてきたエリナを、私のムーンサルトキックが出迎えた。 自分でやれ。 馬鹿者。 「ななな、なんで私なんですか!?」 顔からダラダラ血を流しながら、アリスがルーンに詰め寄る。 その瞬間、ルーンが真顔になった。 「理由要らないでしょ。 好きになるのに」 そして、またいつものどこかふざけた表情に戻る。 「ちょちょっと待って。 私たち女の子同士だよ。 しかも、私なんてまだまだ未熟者だし、やめておいた方が……」 「私ね。 性別は気にしないんだ。 好きになった人がたまたま男や女だっただけ。 この価値観なかなか理解してもらえないんだけど、アリスちゃんはどう思う?」 ……なんか、マジな会話になってきたな。 寝るか。 発情期のメスに付き合っていたら身が持たん。 「い、いや、そこは多分理解は出来るけど、なんで私……」 ……ほう、理解出来る器があったか。 私も驚きだ。 「そうだねぇ、未完成だからかな。 私ね、完成しちゃってる人には興味ないの。 伸びしろがなくてつまらない。 その点、アリスちゃんはまだまだだもん。 そこの先生がOKだしたら、真面目に考えてよ。 王都からすっ飛んでくるから」 ……ほぅ、これは面白い展開になってきた。 「……せ、先生?」 アリスが私に、視線で助けを求めてきた。 甘いな。 助けると思うてか。 「私は構わんぞ。 関係のない事だ」 「せんせぇぇぇぇぇぇぇい!!」 最後の望みが絶ちきられたと言わんばかりに、アリスが絶叫した。 一転、関係無くなったエリナはクロスボウの手入れをしている。 関わりたくないという意味では一緒だ。 あーあ、そんな事したら……。 予想通り、アリスは銅像と化した。 揺れる船でも動かない。 ある意味凄い能力である。 「さーて、やっと告ったぞ。 お姉様はお姉様だし、やっぱり付き合うなら、フフフ……」 何する気だルーンよ。 まあ、私には関係無いがな。 こうして、荒波の中を船は行く。 色々な意味で。

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効率よくキャラを育成する方法

白 猫 書物 の ごとき ルーン

私たちの艦隊はホルン王国へ向けて順調に進んでいる。 魔力動力なので燃料補給不要。 私の世界でいえば、原子力動力のようなものか。 今のところ、護衛艦の出番はない。 いい事だ。 私は前部甲板のベンチに座り、流れゆく光景を見ていた。 まあ、どこを見ても海だがな……。 ん? 私はその場から飛び退いた。 ダダダダとナイフがベンチの座面に突き刺さった。 「ありゃ、やっぱり避けられたかぁ」 フン、ルーンだ。 物陰から私を狙うとはいい度胸だ。 「いい加減ナイフが勿体ないだろう。 やめておけ」 私はベンチに刺さったナイフを見てため息をついた。 投擲用ナイフは再利用が出来ない。 しかも、それなりの値段がするので、やたらとばらまいていい物ではない。 「これ在庫処理。 新調したあのナイフは使ってないよ。 勿体ないから」 そう言って笑うルーン。 全く……うぬっ!? 私はその場に伏せた。 その頭上を高速で何かが通過し……。 「はぐっ!?」 ものの見事にルーンの腹に矢が3本命中し、彼女は倒れた。 「ああ、やっちまったな」 物陰から現れたエリナが急いで倒れたルーンに駆け寄り、無理矢理刺さった矢を引っこ抜いて蘇生を試みている。 なんで、私ばかり狙うのだ。 「ふぅ、ちょっと焦った」 かなり焦ろ。 全く……。 「うーん、お姉様の熱い一撃。 確かに受け取りました」 起き上がるや否や、ルーンがエリナにそう言った。 エリナは無言でクロスボウを構えた。 「ゼロ距離射撃だ。 コイツは利くぞ……」 「怒ったお姉様も素敵です!!」 エリナはその場に崩れ落ちた。 フン、負けたな。 「私に勝とうなど十年早いですよ。 お姉様」 ルーンがおてんばなガキのごとく、えへへと笑って見せる。 「全く……」 クロスボウを杖にして立ち上がり、エリナは立ち上がった。 「まあ、そう珍しい事ではない。 私のいた世界ではな……」 同性同士で仲がいいを越える。 さして珍しい話しではない。 私は別に否定しない。 この世界の常識は、分からんがな……。 「そういえば、アリスさんからちらりと聞いているのですが、あなたはこの世界の猫さんじゃないんですよね」 ルーンが興味津々といった感で聞きた。 エリナも興味はあるようだ。 よかろう、暇つぶしにはなるか……。 「ああ、この世界の猫ではない。 あっちでは普通の野良猫だった。 車……って言ってもわからんか。 まあ、馬車みたいなものだ。 それに轢かれて死んだ瞬間、たまたまアリスがこちらの世界に呼び込んだ。 そうしたら、なぜか無敵の猫になってしまったのだ。 野良猫としては、これほど愉快な事はない」 二人とも黙ってしまった。 そんなにシリアスな話しだったか? 「あの、元の世界に未練は……」 ルーンが珍しく神妙な面持ちで聞いて来た。 「ないと言えば嘘になるが、今はこちらの世界での生活に満足している。 猫というのは居心地のいい場所にいたがるものだ」 元の世界にいたら、こんな大冒険はなかっただろう。 縄張りから出たくないのが半分、好奇心が半分だ。 我々はそういう生き物である。 「そうですか……良かった。 どこにもいかないでくださいね」 それはアリスのセリフだろうと思った時だった。 タイミング良くポンコツが現れた。 「どうしたんですか。 みんな総出で……」 アリスが不思議そうに聞く。 「うん、猫さんに色々聞いていたんだなぁ。 使い魔に欲しくて」 冗談めかしてルーンが言う。 「ええええ、ダメですよ!! 先生は私のものです!!」 ……いつからお前のものになった? 「アリス、そう言うならせめて召喚術の仮免を卒業しろ」 私は冷たく言い放った。 「えっ、まだ仮免だったんですか?」 「これは驚きだな。 これほど強力な使い魔がいるのに」 ルーンとエリナに言われ、アリスは見事に撃沈した。 「どーせ私は仮免ですよ……」 やれやれ、鬱陶しい。 私はアリスを無視した。 「この仮免は放っておいて、まだ聞きたい事はあるか?」 私はルーンとエリナに目を走らせる。 「そうですねぇ。 どこで召喚術を覚えたんですか? Sランなんてそうはいませんよ。 あと、魔法もスリーSだし」 なるほど、やはり気になったか。 「全て独学だ。 書物を読んで研究したに過ぎない。 ランク分けなど気にしたことはないな。 あれは人間の尺度で勝手に決めたものだしな」 私はパイプを取りだした。 大した話しではない。 「うわっ、勝ち組発言!!」 ルーンが声を上げる。 これ、勝ち組なのか? 「まあ、どうあれ、私としては、アリスを虐めるネタが出来て楽しいがな。 面白いくらい落ちる」 「……先生。 殴っていいですか?」 私の答えなど聞かず、アリスが立ち上がりざまに、一発パンチを繰り出してきた。 しかし、甘い。 半歩ほど下がるとその腕は空を切った。 「くっ、不覚……」 アリスはヨロヨロと立ち上がった。 私を殴ろうなど10年早い。 「さてと、朝飯でも食うか。 そろそろ出来た頃だろう」 私は三人を引き連れ、食堂へと向かっていった。 まあ、平和な日である。 異変が起きたのは、その日の午後だった。 いつも通り昼寝を楽しんでいると、船に警報が流れた。 『船長より各員へ。 所属不明の不審船が接近中、船内にて待機願います』 ほう、やっと事件が発生したか。 当然、船内に待避などしない。 見ると、前方から巨大な船が接近してきた。 「今時帆船で木造ですか……珍しいですね」 いつの間にかアリスが横に来て解説する。 「馬鹿者、よく見ろ。 あれは最近作られた船ではない。 そして、マストのてっぺんを見ろ」 私が前足で示した先には、おなじみのあのマークがあった。 海賊である事を示すドクロマークが……。 「か、海賊が暴れていたのは百年近く前の事です。 これはまた……」 「また『時の忘れ物』だな」 アリスと私が顔を見合わせた瞬間、護衛の戦艦や駆逐艦が砲撃を始めるが、相手の船にダメージはない。 砲弾がすり抜けてしまうのだ。 「なにか、嫌な予感がするのですが……」 アリスの声は現実になった。 時代遅れの海賊船はこちらに横腹を向け、一斉に砲撃を開始した。 しかし、砲弾が命中してもなにも起こらない。 まさに幻だった。 私は手近にあった船内通話器で操舵室を呼び出した。 「あれは、言ってみれば幻だ。 攻撃するだけ無駄だぞ。 今から召喚術を使うのでなるべく距離を開けてくれ」 『承知しました』 受話器を元に戻し、私は召喚術の準備に入った。 「デス!!」 現れたのは、全身白骨の禍々しい姿をした、子供が泣くレベルのバケモノだった。 その手には巨大な鎌を持っている。 「そ、それ、禁術……」 アリスがなにか言ったが、それを無視して私は「デス」に命令を送る。 素早く幻の海賊船の上まで飛ぶと、その大鎌で船を真っ二つに切断した。 すると、海賊船はスッとその姿を消し、再び海は平静に戻った。 「先生、今のはヤバいですよ。 あれ、モロに禁術なんで……」 アリスが慌ててそう言ってきた。 ……ふん。 「人間の作った法など知らん。 アイツは魂を刈り取る。 これ以上はない適任だと思うが?」 私はアリスにそう返した。 禁術である事くらい私も知っている。 しかし、だからどうした? 必要な時に必要な魔法を使っただけだ。 「それはそうですけど!!」 アリスよ。 落ち着け。 「なら、問題あるまい。 誰に迷惑をかけたわけではないしな。 そもそも禁術という考えがおかしい。 人に害がある魔法が全てダメなら、明かりの魔法さえ禁術だ。 要は使う者次第なのだよ」 屁理屈ではあるが事実でもある。 魔法や召喚術などいかようにも使える。 禁術指定など意味がない。 「いや、そういう問題では……」 アリスがなにか言いかけたが、 「では、どういう問題だ?」 ここは一気に畳み掛ける。 「禁術を使ったら死刑ですよ? ヤバいです!!」 アリスが冷や汗ダラダラで言った。 なんだ、そんな事か。 「人の法で猫を裁けるのか? 人間も暇だな」 「うぐっ……」 アリスは沈黙した。 再び隊形を組み直し、船はゆっくりと前進を開始した。 「さっきの何だったんでしょうねぇ」 ルーンが軽い口調で言ってきた。 「そうだな……過去の亡霊とでも言っておこうか。 私とアリスはどうも奇っ怪な事に好かれてしまっているようでな。 もうあのくらいでは驚かん」 実際、あんなもの子供だましのアトラクションに過ぎない。 今までのものに比べればな。 「へぇ。 面白そうですねぇ」 私はそんなルーンにあの航海日誌を差し出した。 「読んでみろ。 楽しいぞ。 私とアリスはこういう修羅場を抜けてきている」 「これ、グリモニック号の航海日誌じゃないですか!!」 「なんだと?」 ルーンに続きエリナが反応した。 二人揃ってこういうのは好きか。 「……これ、本物ですよ。 偽物でここまで詳細には書けません」 「当たり前だ。 持ってきたのだから」 私は航海日誌を奪うように取り上げ、小さくポケットを開いて片付けた。 「とまあ、こんな感じだ。 お化け海賊船なんて可愛いものだ」 この話しはここでおしまいだ。 大騒ぎするような事ではない。 「猫さんたち熟練の冒険者だったんですね……」 ルーンの言葉に私は笑った。 「冒険者ではない。 なぁ、アリスよ」 私が話しを振ると、小さくうなずいた。 「はい、冒険者登録もしていませんし、一介の召喚術士見習いです」 「そういうことだ。 まあ、そのわりには、色々回っているがな」 ルーンの目が見開かれた。 「なんと、冒険者ではないと。 それで、こんな依頼が流れてくるなんて、やはりただ者ではありません!!」 「ただ者でいたいのだがな……」 私は小さくため息をついた。 出航してから、どれくらい経った事だろうか。 大洋の中心付近は荒れるらしく、若干はずれた西方航路という航路を辿っているらしいのだが、それでも荒れた。 鉛色の空からは大粒の雨が叩き付けるように降り、強風が吹き荒れる中の海。 こんな日に甲板には出たくないので、私たちは部屋の中にいた。 私は猫なので勘定に入れず、女三人集まればやはり恋バナ。 興味ない……というか、私には理解出来ぬ話しなのだ。 悪しからず。 「そういえば、アリスちゃんって好きな人いるのぉ?」 ルーン攻撃隊による日常会話からの急降下爆撃!! 爆弾はアリスに着弾した。 「え、ええっ、そ、そんなの、いませんよ!!」 なぜにちらっと私を見る。 やめておけ、猫に惚れても応えられん。 「あー、やっぱり猫さんですかぁ。 シブくて格好いいですものねぇ」 ルーンがアリスをからかう。 あのなぁ……。 「ち、違います。 先生はあくまでも先生です。 それ以上ではありません!!」 よく言い切ったアリスよ。 あとで猫缶1つくれてやろう。 「そういうルーンさんはいるんですか!!」 出たな恋バナクラスター爆弾。 こうやってまき散らかるのだ。 「さんは付けないでいいよ。 気持ち悪いから。 私が好きなのは、当然お姉様……」 シャキっと音がして、エリナがクロスボウを構えた。 「おい、エリナ。 恋バナに武器禁止。 しまえ」 私が言うと、不承不承エリナは武器をしまった。 「すまんが、私はお前の事を友人か妹にしか思えん。 そういう感情を持ってもらえるのは……まあ、ありがたいが」 心底困ったというように、エリナはつぶやいた。 「ありがたいですと!? ならチャンスはあるんですね。 私、頑張ります!!」 ルーンのテンションが上がった。 何を頑張るのかは知らんがな。 「よせ、ルーン。 私は恋愛などする気はない。 不毛だからやめておけ」 心持ち赤面させながらも、エリナはサバサバとそう言った。 「そういうクールなところが魅力なんだけどなぁ。 いかにも女の子女の子したの嫌いだし」 ニコニコ笑顔のルーンが、私に向かってナイフを投げてきた。 さっと避ける私。 「さすが、私が見込んだだけの事はある」 「あの程度避けられない方がおかしい。 いいから黙って話しをしてろ」 ……全く。 「実は、アリスちゃんも狙っているんだよ。 エリナは手が届かない永遠の憧れ、だけど総合的に考えて、普通に付き合うならいいなぁって、気がついてた?」 「ほけぇぇぇ!?」 アリスよ。 なんて声を上げる。 しかし、これは驚いた。 まさか、アリスにメガトン級の爆弾が落ちるとは。 よりによって、コイツか!? 「言っておくけど、私はこういう話しの時は嘘は言わないからね。 真面目に考えてもらいたいんだぁ」 「せ、先生!!」 こっちにダッシュしてきたエリナを、私のムーンサルトキックが出迎えた。 自分でやれ。 馬鹿者。 「ななな、なんで私なんですか!?」 顔からダラダラ血を流しながら、アリスがルーンに詰め寄る。 その瞬間、ルーンが真顔になった。 「理由要らないでしょ。 好きになるのに」 そして、またいつものどこかふざけた表情に戻る。 「ちょちょっと待って。 私たち女の子同士だよ。 しかも、私なんてまだまだ未熟者だし、やめておいた方が……」 「私ね。 性別は気にしないんだ。 好きになった人がたまたま男や女だっただけ。 この価値観なかなか理解してもらえないんだけど、アリスちゃんはどう思う?」 ……なんか、マジな会話になってきたな。 寝るか。 発情期のメスに付き合っていたら身が持たん。 「い、いや、そこは多分理解は出来るけど、なんで私……」 ……ほう、理解出来る器があったか。 私も驚きだ。 「そうだねぇ、未完成だからかな。 私ね、完成しちゃってる人には興味ないの。 伸びしろがなくてつまらない。 その点、アリスちゃんはまだまだだもん。 そこの先生がOKだしたら、真面目に考えてよ。 王都からすっ飛んでくるから」 ……ほぅ、これは面白い展開になってきた。 「……せ、先生?」 アリスが私に、視線で助けを求めてきた。 甘いな。 助けると思うてか。 「私は構わんぞ。 関係のない事だ」 「せんせぇぇぇぇぇぇぇい!!」 最後の望みが絶ちきられたと言わんばかりに、アリスが絶叫した。 一転、関係無くなったエリナはクロスボウの手入れをしている。 関わりたくないという意味では一緒だ。 あーあ、そんな事したら……。 予想通り、アリスは銅像と化した。 揺れる船でも動かない。 ある意味凄い能力である。 「さーて、やっと告ったぞ。 お姉様はお姉様だし、やっぱり付き合うなら、フフフ……」 何する気だルーンよ。 まあ、私には関係無いがな。 こうして、荒波の中を船は行く。 色々な意味で。

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