- 目次 -• 1.野菜ジュースでも野菜サラダと変わらない効果? 食事のときに白米やパン、麺類といった糖質の多い炭水化物より先に 野菜を食べると(ベジタブルファースト)、血糖値の上昇が抑えられることはよく知られています。 最近では、 『野菜ジュースにも「ベジタブルファースト」と、同等の効果がある』ことが発表されています。 1-1.ベジタブルファーストって? 最近話題の 『ベジタブルファースト』、聞いたことありますか? 『ベジタブルファースト』とは、主食などの炭水化物より先に野菜を食べることで、食後の血糖値の急上昇を抑える方法です。 野菜には 血糖値の上昇を抑える食物繊維・クエン酸などが含まれており、食前に野菜を食べることで食後の血糖値上昇が穏やかになることが明らかになっているんです。 これが本当なら画期的ですね! どんな研究なのか、ちょっと覗いてみましょう。 また、それぞれ10分前より30分前に摂取した方が血糖値の上昇を抑える効果が高く、 白米摂取の30分前に野菜ジュースを飲んだ場合に、最も効果が高いと考えられました。 なるほど。 野菜ジュースは、野菜 を食前に食べる『ベジタブルファースト』と同じくらい、食後血糖値の上昇率を抑える食品だと言えますね。 しかも、野菜サラダよりもお手軽です。 さらに、 野菜ジュースを飲んだ時間別に、血糖値がどれだけ変化したかに注目すると・・・ (サラダのグラフは外してあります) こんな感じで、 白米の30分前に野菜ジュースを飲むと、一番血糖上昇抑制効果が高いことがわかりますね。 2.食前に野菜ジュースを飲むなら、主食を少し減らそう 2-1.野菜ジュースの『糖質』考えてますか? この研究結果だけ見ると、 「野菜ジュースが血糖を抑えてくれるんだ!」 「じゃあ、野菜ジュースをいつもの食事追加しよう!」 ってなりますよね。 でも、普段の食事に そのまま野菜ジュースを追加すると、血糖値は抑えるどころが上がります。 え、なんで?? その理由は、 『野菜ジュースに含まれる糖質』を考慮していないからです。 例えば、• 白米200g(糖質:74g)のみ• 野菜ジュース1本(糖質:20g)+白米200g(糖質:74g) の場合、どちらが血糖値を上げるでしょうか? 答えは、 野菜ジュース1本(糖質:20g)+白米200g(糖質:74g)です。 つまり、いくら 野菜ジュースでも、 食べ過ぎ・飲み過ぎた分まで血糖値を下げる効果は無いんですね。 これは、 カゴメが発表した実験結果を見てもわかります。 に注目。 実は 『野菜ジュース+白米のグループ』は、『食べた白米の量が、野菜ジュースの分だけ少ない』んです。 『血糖値のことを考えたら、 野菜ジュース分だけ主食を減らしましょう。 』 と、暗に言ってくれているわけです。 笑 ココをもうちょっとしっかり言ってくださいよ、カゴメさん。 勘違いする人いますよ・・・。 たぶん。 なので、 食前に野菜ジュースを飲むなら、主食を少し減らしましょう。 2-2.減らす主食の目安量は? では、野菜ジュースを1本飲むのにどれくらい主食を減らすと良いのでしょうか? あくまで目安ですが、 野菜ジュース1本(200mL)あたり糖質10~15gが含まれています。
次の果物や野菜のジュースに含まれる「糖質」は意外に多い コンビニやスーパーなどでさまざまな種類のフルーツや野菜のジュースが販売されている。 健康的なイメージがあるが、炭水化物 糖質 の量をチェックすると、意外に多く含まれているものもある。 オレンジジュース 濃縮還元ジュース であると、100g当たりのカロリーは42kcal、糖質は10. 7g、うち吸収の速い単糖が7. 9含まれる。 200mLのパックであれば糖質を20g以上摂取する計算になる。 野菜ジュースも同様で、「炭水化物=糖質」と考えると、200mLのパックであれば15〜20g摂取することになる。 おにぎり1個のカロリーは180kcalで、炭水化物が40g含まれる。 果物ジュースだけでその半分を摂ってしまうことになる。 「健康的な食生活」を心がけていても、なかなか体重が減らないという場合は、果物や野菜のジュースを飲む習慣が影響しているかもしれない。 フルーツジュースも野菜ジュースも、液体なので、固形物をしっかり噛んで食べる場合よりも、より吸収が速く、血糖値を急激に上げてしまうおそれがある。 「健康のために良い」と思って飲んでいるフルーツジュースが、体重増加につながっているかもしれない。 ハーバード公衆衛生大学院が18万7,382人を対象にした調査で、糖質の少ない果物をよく食べる人は糖尿病のリスクが低下することが明らかになった。 また、1週間に飲むフルーツジュースのうちの3回分を、果物をそのまま食べるように変更すると、糖尿病のリスクは7%減少した。 野菜ジュースでも同じような調査結果が出ており、どんなに健康に良い食品でも、ジュースとして加工することで効果が減少することが示されている。 体重増加の隠れた犯人は「フルーツジュース」 ダイエットを試みても、なかなか体重が減らないという人は、野菜や果物をジュースにしないで摂取した方が良いかもしれない。 米国のバージニア メイソン医療センターの研究で、1日当たりの果汁100%ジュースの摂取量がコップ1杯分 約180mL 増えるごとに、3年間に体重が0. 18kg増加することが分かった。 研究チームは、大規模な前向きコホート研究である「女性健康イニシアチブ」に参加した閉経後の女性4万9,106人を対象に、3年間追跡して調査した。 「食物繊維が少ないジュースを飲むと、糖分がすぐに血液中に取り込まれてしまい、インスリンの効きが悪くなり、代謝に悪影響が及ぶおそれがあります」と、同センターのブランドン アゥアバック氏は言う。 逆に、果物そのものを食べると体重が減少する可能性も示唆された。 果物を1日1回食べると3年間で約0. 45kgの減量を期待できることが分かったという。 野菜や果物をジュースで摂取するのは勧められない 「果物や野菜は皮を含めてまるごと食べることが大切です。 フルーツジュースなどは食物繊維があまり含まれていない点が気になります」と、研究者は述べている。 果物や野菜のジュースに含まれるのは果汁のみで、また果汁に含まれる糖質は、単糖類である果糖 フルクトース であり、短時間に血糖値を上げやすい。 一方、果物や野菜をまるごと食べると、食物繊維が豊富なために、消化吸収のスピードが遅くなり、血糖値の上昇は緩やかになる。 ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜と、キャベツ、レタス、タマネギなどの淡色野菜を約半量ずつ、これに食物繊維の豊富な根菜、海藻、キノコ類をプラスすれば、ビタミンやミネラル類、食物繊維などを満遍なく摂れる。 これを機に、ジュースで一気に流しこんでしまうのではなくて、じっくり甘みを噛みしめながら、食べる楽しみを味わって、糖尿病から自分を守っていくようにしたい。
次の野菜ジュースで1日分の野菜を補おうとしている人がいますが、はっきり言って無理です。 例えば「100フルーティーサラダリーフパック」の1本分の成分を見てみると たんぱく質0. 8g、脂質0g、 糖質19. 2g、食物繊維0gから0. 5g、ビタミンC100 mgから250mg他省略 と書いてあります。 糖質だけが突出して多く、食物繊維やたんぱく質はほとんど入っていません。 糖質19. 2gを 角砂糖 3g に換算すると6. 4個分ですが、 コーヒーに角砂糖を6個も入れたら甘すぎて飲めたものではありません。 野菜ジュースは食事の時に飲む人が多いですが、「 野菜ジュースとパン」「野菜ジュースと白米」の組み合わせは最悪です。 パンと白米は炭水化物の塊ですので、野菜ジュースと同じく糖質の割合が高いです。 6枚切りの食パン 100g で角砂糖11. 3個分で、白米 100g で角砂糖9. 2個分です。 つまり、この組み合わせは糖質の割合が高すぎて、こんなの毎日食べていたら、確実に糖尿病になります。 また、「100フルーティーサラダリーフパック」には食物繊維が0gから0. 5g入っていますが、製造ロットによっては0gの場合もあるっていうことですので、もはや野菜ではない 笑 水に溶けない不溶性の食物繊維は製造工程で取り除いてしまうので、残っているのは微々たる量の水溶性の食物繊維だけです。 ビタミンCは100mgから250mg入っていますが、一部は天然のビタミンCで、残りのほとんどが食品添加物としてビタミンCです。 この食品添加物としてのビタミンCは天然のビタミンCではなく、化学合成されたビタミンCです。 ですので、ペットボトルのお茶に入っているビタミンCと同じく、健康に寄与することなく、酸化防止剤としての役割しかありません。 以上ですが、野菜ジュースはあまりにも栄養素のバランスが悪くて、もはや野菜とは関係ない別の飲み物と思った方がよさそうです。 [補足] 食物繊維は1日20g摂る必要がありますが、野菜だけでは難しいです。 キャベツ 小玉 2玉分で20gですので、なかなか食べられませんよね。 そこでお勧めなのが玄米です。 1杯で5. 2g摂ることが出来ます。 その他に納豆1パックで3gほど摂れますので、色々組み合わせれば20gなんて余裕です。 水溶性食物繊維は野菜だけに含まれているわけではなく ごぼう 人参 玉ねぎなどの根菜類、 シイタケ なめこなどのきのこ類 昆布 ヒジキなどの海藻類 納豆などの豆類 大麦入り玄米や五穀米 などに多く含まれています。 より引用 アーカイブ•
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