左 下腹 痛い 女。 左の横腹が痛くなる原因の4タイプ!押すと痛い病気とは?

左腹部や左下腹を押すと痛い!原因はなに?

左 下腹 痛い 女

女性 のおなかはデリケート。 下腹部痛にお悩みの女性は少なくありません。 下腹部痛は男女問わず よくある症状の一つでありながら、下腹部痛を伴う 疾患の種類は多く、その病気の原因を特定するのは医師でも困難なことがあります。 痛みの原因を探るには専門機関で医師による診察や検査が必要ですが、 病気の特徴について知っておくと症状の経過をたどるのにもきっと役立つことでしょう。 女性の場合はそれに加えて 婦人科疾患の可能性も疑わなくてはならないため、下腹部痛が起きたときに受診するべき科は• 婦人科• 消化器内科 の2つの科が挙がります。 そこで、今回は女性の 左の下腹部に痛みがある時に原因となっていると考えられる 病気について• 女性特有の病気• 女性特有ではない病気 に分けて図を用いてわかりやすく説明します。 一つ一つ見ていきましょう。 子宮付属器炎 子宮付属器とは 卵巣及び 卵管を総称したもので、 子宮付属器炎とは 卵巣もしくは卵管に起こる炎症のことを言います。 原因は、細菌の 混合感染がほとんどで免疫力の低下や病原体に過剰にさらされるなどして炎症が起こります。 子宮筋腫 婦人科にかかる腫瘍の中で最も多いのが 子宮筋腫。 主に子宮筋層内の平滑筋に発生し、女性ホルモンであるエストロゲンによって発育する 良性の腫瘍です。 腫瘍は米粒ほどのものから数十センチのものまで、1箇所から数箇所にみられることもよくあります。 主な症状は、月経血の増加や月経期間が延びる、貧血、 下腹部痛、腰痛、膨満感などがあります。 またサイズが大きい場合は、神経や尿管、膀胱を圧迫し支障がでる場合も。 子宮内膜への血流が悪くなるため、不妊症や流産・早産の原因ともなり得ます。 月経は個人差があるので 判断が難しい ところではありますが、 普段と違う、 症状がひどくなっていく、 そんな異常 が起きたときは 婦人科 で診察を受けておくと安心 ですね。 子宮内膜症 子宮内膜症は、本来子宮の内側にある子宮内膜が、 卵巣や 腹膜などの子宮以外の場所で増殖、剥離を繰り返す病気です。 子宮内にある子宮内膜が剥がれ落ちると、月経血とともに体外へ流されます。 しかし、 子宮外にできた子宮内膜は腹腔内にとどまり、痛みや炎症、癒着を起こします。 卵巣にできたものは 卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれています。 卵巣嚢腫茎捻転 卵巣は 靭帯によって子宮と骨盤につながっています。 卵巣に 腫瘍ができると靭帯が伸び、腫瘍の茎部分がねじれてしまうのが 卵巣嚢腫茎捻転です。 主な症状は 急激な下腹部痛や吐き気、嘔吐などです。 排卵痛 卵巣にある卵胞が成熟(発育・増大)すると、卵巣の表面に突出して破裂し、卵子・卵胞液・顆粒膜細胞などが排出されますが、これを排卵といいます。 この排卵が起こるからこそ、卵子が精子と結びつき受精が可能となるわけですが、この排卵時に伴う痛みを排卵痛というのです。 この卵子は一時卵胞から成熟卵胞まで発育するには200日程度かかりますが、 通常月に1個排卵され、おおよそ 月経から14日後に排卵に至ります。 1) 主な症状は、 下腹部痛や 腰痛、 出血(少量かつ一過性であることが多い)などです。 卵巣出血 卵巣出血では、黄体出血と呼ばれる月経予定の約1週間前に起こるものが最多です。 黄体のう胞内に出血する場合は出血量は抑えられますが、卵巣の外に出血を起こすとショック状態を起こすことがあります。 卵巣外に出血を起こす(腹腔内出血)と、腹部全体に痛みが広がります。 卵巣過剰症候群 多数の卵胞が発育・排卵したことで、• 卵巣腫大• 胸水の貯留• 血液濃縮 などをきたす病態を、卵巣過剰刺激症候群(ovarian hyperstimulation syndrome「OHSS」)といいます。 hCGによって排卵誘発を行なった症例の20〜30%に発症するといわれています。 2) 主な症状は、 呼吸困難・腹部膨満感・悪心・嘔吐・血栓症(脳梗塞)・低Na. 高K血症・乏尿(急性腎不全)などです。 妊娠非成立時は、月経開始頃から症状は改善しますが、妊娠が成立している場合には、症状はさらに重症化します。 腫大した卵巣が捻転する(ねじれる)ことがあり、その場合は 急激な腹痛として症状が出ることがあります。 子宮外妊娠 子宮腔外の部分に受精卵が着床することを 子宮外妊娠といいます。 とくに多いのは卵管妊娠で、中でも卵管膨大部と呼ばれる部位での子宮外妊娠が多いとされています。 主な症状は出血や 下腹部痛です。 痛みの多くは左右に偏ります。 受精卵が育つとともに痛みが増し、 卵管破裂となると腹腔内で大量出血が起き ショック症状を起こしてしまうこともあります。 スポンサーリンク では次に女性特有の病気以外が原因で左下腹部痛になる病気を見てみましょう。 その他左下腹部痛を伴う病気 女性特有の生殖器以外に、 下腹部には腸や尿管などの 臓器があります。 その部位に問題が起こった時も 左下腹部の痛みとなって出てくる可能性があります。 生殖器以外が原因で左下腹部痛を引き起こす原因となる病気には以下のものがあります。 S状結腸軸捻転(えすじょうけっちょうじくねんてん)• 大腸(下行結腸・S状結腸)憩室炎• 大腸炎(結腸炎)• 大腸癌(だいちょうがん)• 虚血性大腸炎(きょけつせいだいちょうえん)• 潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)• 腸閉塞(ちょうへいそく)• 左尿管結石 など 一つ一つ見ていきましょう。 S状結腸軸捻転 腸間膜を軸として腸がねじれることを 腸軸捻転といい、それがS状結腸で起きたものを S状結腸軸捻転といいます。 腸の閉塞により腹痛、腹部の膨満、便秘、排ガスの停止などが現れます。 大腸(下行結腸・S状結腸)憩室炎 大腸の壁の一部が袋状に外へ飛び出してしまったものを 憩室といいます。 通常は無症状で、治療の必要性はありません。 ところが、その憩室に便が詰まるなどして 炎症が起きてしまうと 憩室炎となり、腹痛や発熱、血便を引き起こすのです。 下行結腸、S状結腸にできた憩室炎は 左側が痛みます。 欧米人に多いとされてきた左側の憩室炎ですが、日本でも食事の欧米化が進み、左の下行結腸・S状結腸の憩室炎の割合は増えています。 大腸炎(結腸炎) 大腸が感染を引き起こし、むくんだ状態を大腸炎(結腸炎)(とくに感染性大腸炎)と言います。 腹痛や下痢の症状を起こします。 下で説明する、虚血性大腸炎や潰瘍性大腸炎も広義の大腸炎に含まれます。 スポンサーリンク 虚血性大腸炎 大腸が虚血に陥ることで、炎症を起こします。 下行結腸やS状結腸といった左半結腸に多く、とくに50歳以上の女性に多い病気です。 腹痛、下痢、血便といった症状を起こします。 潰瘍性大腸炎 大腸の内側にある粘膜に びらんや 潰瘍ができる大腸の慢性炎症性疾患です。 直腸から口の方向へ連続的に炎症が広がる特徴があり、直腸から結腸まで広がることもあります。 腹痛や下痢が主な症状で、時に下血を伴います。 大腸癌 初期の場合、大腸癌そのもので痛みは生じにくいですが、癌が漿膜外まで浸潤して別の臓器を巻き込んだり、癌が大腸を閉塞させイレウス(腸閉塞)を起こすことにより、痛みを起こすことがあります。 腸閉塞 厳密には異なりますが、イレウスとほぼ同義で使われる言葉です。 一般的には、腸閉塞という言葉の方が聞いたことがあると思います。 多くは、手術後などの癒着が原因となります。 腸管が詰まってしまい腸管の内容物が先に進めなくなり、腸管の圧が上昇して、腹痛や嘔気嘔吐などの原因となります。 左尿管結石 尿管に石が詰まってしまうのが 尿管結石です。 結石自体は珍しくなく、尿管より小さければ自覚症状もなく排尿とともに排泄されます。 ところが、石が大きく尿管をふさいでしまうと尿管や腎臓への圧力が高まり、激痛を起こす原因となります。 参考文献:病気がみえるvol. 9 婦人科・乳腺外科 第3版P 7〜30・31 ・254・255 1)15 2)254 最後に 女性の 左の下腹部に痛みを感じる時に考えられる病気をご紹介しました。 女性の場合は、• 女性特有の病気• 女性特有ではない病気 に大きくわけることができ、専門科としては前者は婦人科、後者は消化器内科(胃腸科、もしくは消化器外科)となります。 とはいえ、随伴する症状がなく、 左の下腹部痛の症状のみの場合、どちらに該当するのかわからないこともしばしばあります。 最初にお話しした通り、それぞれ専門科の医師であっても鑑別は困難なことはしばしばあるくらいです。 その場合は、結局二度手間になる可能性はありますが、まずは、お近くの 婦人科もしくは、消化器内科を受診してみましょう。 参考になれば幸いです。

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左の横腹が痛くなる原因の4タイプ!押すと痛い病気とは?

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腹痛の中でも下腹部に痛みを感じた場合には、おなかが痛いと表現されることが多いでしょう。 比較的よくある症状のため我慢してしまう人も多いかもしれません。 しかし、原因によってはそのままにしておいてはよくない場合もあります。 これといった原因も思い当たらないのに下腹部が時々キリキリ痛む• 下腹部の痛みと発熱が続いている• 生理でもないのに、下腹が強く痛んで治まらない このような症状が現れた場合、考えられる原因にはどのようなものがあるでしょうか。 下腹部の痛みの原因となる病気 下腹部の痛みは、なんらかの病気が原因となって起こっている場合があります。 頻度が高く注意の必要な病気 比較的頻度が高く、また注意の必要な病気には主に以下のようなものがあります。 急性胃腸炎 主にウイルスや細菌の感染によって、胃や腸の粘膜に炎症を起こした状態です。 代表的なウイルスは、やロタウイルス、細菌には 病原性大腸菌 びょうげんせいだいちょうきん や、カンピロバクターなどがあります。 原因となっているウイルスや細菌によって少しずつ症状が異なりますが、多くは腹痛や下痢、吐き気、嘔吐、発熱などを伴います。 また、細菌などが原因の場合は下血を伴うこともあります。 飲水できない、尿があまり出ない場合には脱水が疑われますので、医療機関を受診するのがよいでしょう。 急性虫垂炎 大腸の一部である 虫垂 ちゅうすい に炎症が起きる病気で、一般的には盲腸と呼ばれています。 右下腹部の痛み、吐き気、発熱などが特徴的な症状ですが、初期にはみぞおちや別の場所が痛むこともあるといわれています。 また病気が進行し、の状態になることもあります。 に至ると、高熱、歩く振動でもお腹に響いて痛いなどの症状が見られます。 憩室炎 けいしつえん ・ 腸閉塞 ちょうへいそく ・ 虚血性大腸炎 きょけつせいだいちょうえん 大腸の壁の一部に袋状になった場所ができることがあり、これを憩室と呼びます。 憩室があるだけでは何も問題はありませんが、ここに便が詰まるなどにより細菌の感染が起こると、腹痛や発熱などが見られ、の状態になることがあります。 また憩室出血といって、出血して便に血が混じることもあります。 また、腸の一部が狭くなる・細くなるなどで内容物が通過できなくなった状態であるでは、おなかの張りとともに下腹部の痛みが出ることがあります。 便秘などが原因となり大腸に血流障害が起こるも、下腹部の痛みをもたらします。 婦人科の病気 卵巣や卵管に炎症が起きる卵巣炎・卵管炎や、卵巣にできた膿腫が大きくなって回転してしまう 茎捻転 らんそうのうしゅけいねんてん 、子宮以外の場所で着床が起こるなども、下腹部の痛みを引き起こします。 いずれも激しい腹痛が特徴で、早期の治療を必要とします。 女性の激しい下腹部痛には注意が必要です。 受診の目安とポイント 耐え難いような下腹部の痛みがある場合には、すぐに医療機関を受診することが大切です。 発熱や下痢・嘔吐など、ほかの症状を伴っている、または痛みを繰り返しているような場合にも受診しておきましょう。 原因によっては一部専門科目が分かれる場合もありますが、まずは近くの内科や消化器内科への受診でよいでしょう。 医師にはいつから下腹部の痛みがあるのか、ほかにはいつからどのような症状があるのか、できるだけ詳しく説明することが大切です。 日常生活上の原因と対処法 日常生活に原因があり、下腹部の痛みを感じる場合もあります。 便秘 便秘も下腹部の痛みを引き起こす原因のひとつです。 便秘かなと思ったら 栄養バランスの整った規則正しい食事が大事です。 とくに、野菜や海藻など食物繊維を積極的にメニューに取り入れたり、十分に水分を補給したりするなどは便秘解消によいといわれています。 また、適度な運動も便秘解消に役立ちます。 生活習慣を見直しても改善しない便秘は一度医療機関で相談してみましょう。 腹部の冷え 腹部の冷えによって下腹部が痛くなることもあります。 腹部の冷えを感じたら ブランケットや腹巻きなどで腹部を温めましょう。 特に夏場は冷たい食べ物・飲み物が続きがちですが、なるべく控えるようにしましょう。 飲みすぎ・食べすぎ 暴飲暴食も下腹部の痛みを引き起こします。 飲みすぎ・食べすぎのときは 飲みすぎや食べすぎた日の翌日は、胃腸を休めるために食事は無理のない範囲にしましょう。 朝食を抜いた後、昼ごはんをたくさん食べるというような生活も胃腸に負担をかける原因となります。 三食きちんと取り、量は腹八分目を心がけましょう。 よくならないときには 自分でできる改善方法を試しても症状がよくならない場合には、何かほかの原因が潜んでいる可能性も考えられます。 そのようなときには一度病院で相談してみましょう。

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左下腹部の痛みと足の付け根が痛い時の考えられる原因

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お腹の張りやガスが溜まるような感じは、きっと誰もが感じたことのあるものですよね。 特に女性は、生理痛の症状としても、下腹部の痛や膨張感もよくあるので、毎月のように経験する女性も多いのではないでしょうか。 そんなお馴染みの下腹部の張りですが、時には恐ろしい病気が元になっていることもあり得ます。 下腹部の膨満感という症状を呈する病気の中には、命に関わるようなものもあります。 「たかがお腹の張り」と軽視せず、気になるならすぐに受診してください。 この記事をお読みになって、受診の目安にしてくださいね。 緊急手術が必要なことも!?早急な対応が必要な腸閉塞とは 腸閉塞という病気をご存じですか?病名だけなら耳にしたことがある方も少なくないかと思います。 その字面から、「腸が詰まってしまう病気かな?」という予測はつきますが、是非この機会にもっと詳しく知っておきましょう。 腸閉塞とは 腸閉塞は「イレウス」とも呼ばれ、腸液やガス、便などが正常に通過できずに腸内に溜まってしまい、その結果腸が捻じれたりしてしまう状態のことです。 すぐに病院へ行って処置を受けないと、最悪のケースでは死に至ることもある怖い病気です。 腸にガスなどが溜まることで命を落とすというのは、ちょっと驚きです。 腸内の異変によって、血液や肺、心臓や腎臓という重要な臓器にまで異常をきたしてしまうわけですね。 さらに、後にお話するように嘔吐などの症状も伴うため、激しい脱水症状が引き起こされてしまうことがあります。 腸閉塞によって死に至るまでには、このようなメカニズムがあるのです。 というわけで、腸閉塞の疑いがあったら、すぐに病院へ行くことが大切です。 腸閉塞の種類 腸閉塞には、色々な様態があります。 大きく分けると、ただ腸内に詰まりが起きているだけの腸閉塞と、締め付けが起きてしまう「絞扼性イレウス」とがあります。 この絞扼性イレウスを起こしてしまうと、緊急手術が必要になります。 急激に全身の状態が悪化するため、一刻も早い対処が重要です。 腸閉塞の原因 このように、とっても怖い腸閉塞ですが、どんなことが原因になるのでしょうか。 開腹手術後の癒着や炎症• 大腸がん等、腸の病変• 誤飲や消化不良• 腸の神経の異常 病気の種類にかかわらず、開腹手術をすると、腸同士や腸と腹壁が癒着を起こします。 軽度の癒着なら問題ないのですが、癒着した部分が捻じれたり締め付けられたりしてしまうと、腸閉塞となってしまいます。 このような腸の捻じれや締め付けは、大腸がんなど元々の腸の病気によるものだけでなく、異物を飲み込んでしまったり、消化の悪いものを大量に食べて腸内に停滞してしまうことなどによっても、生じます。 開腹手術後に起こる腸閉塞がもっとも多いので、手術をした方は注意が必要です。 不安ならば、術後の通院時などに医師に確認してみましょう。 しかし、手術などしていない健康体の人でも、誤飲などによる腸閉塞は起こり得るので、他人事ではありません。 以下にご紹介する症状が見られたら、迷うことなく受診しましょう。 どんな症状があるの? 腸閉塞の典型的な症状としては、• 下腹部痛• 下腹部の膨満感 が挙げられます。 多くのケースで、これらの症状が急激に起こります。 突如として激しい腹痛や膨満感が現れ、いったん治まり、また痛みが来ることを繰り返すのが特徴です。 吐しゃ物は、最初のうちはよくある嘔吐と同様に、胃液や胆汁です。 しかし、それらがなくなってくると、腸に詰まっているものが出てきます。 そのため、便のような見た目や悪臭のする吐しゃ物になります。 絞扼性イレウスの場合は、激しい腹痛や嘔吐が続き、顔面蒼白となり、発熱や冷や汗などの症状も見られます。 もしも、このような症状が見られたら、すぐに救急車を呼んでください。 腸閉塞の治療法 腸閉塞の治療は基本的に、絞扼性イレウスとそれ以外の腸閉塞とで、方法が異なります。 腸閉塞の種類 治療法 絞扼性イレウス 開腹手術 それ以外の腸閉塞 点滴・抗生物質の投与 イレウス管の挿管 それほど重症ではないケースでは、手術をしなくても、薬物治療やイレウス管と呼ばれる細長い管を入れて腸内のガスなどを出す処置をするだけで回復します。 しかし、これらの処置をしても回復が見られない場合や絞扼性イレウスでは、開腹手術が必要となります。 この病気は、腸の一部が萎んでその反対側が大きく張ってしまうもので、先天性と後天性とに分けられます。 多くは先天性なのですが、ここでは、より広い範囲の方々に起こり得る、後天性のものについてお話します。 後天性の巨大結腸症は、急性と慢性に分けられます。 急性巨大結腸症は、「急性大腸偽性腸閉塞症」と「中毒性巨大結腸症」のふたつが、よくあるケースです。 急性大腸偽性腸閉塞症は、開腹手術後に起こるケースが多く、早急に対応しないと死に至る危険があります。 中毒性巨大結腸症は、やはり腸が膨らんでしまう病気ですが、そのきっかけに大腸に関する病気や感染などがあるというのが特徴です。 一方、慢性巨大結腸症は、急激な症状や悪化はないものの、腸が大きく膨らんでしまうものを言います。 巨大結腸症の原因 この病気の原因は、実に様々です。 急性・中毒性・慢性に分けて原因を見てみましょう。 種別 原因 急性大腸偽性閉塞症 心筋梗塞など心疾患 肺炎・髄膜炎など感染症 開腹手術後の急変 中毒性巨大結腸症 潰瘍性大腸炎などの炎症 細菌、寄生虫などへの感染 ステロイドなどの薬剤の中断 慢性巨大結腸症 腸管神経の異常 パーキンソン病 甲状腺機能低下症 糖尿病 薬剤の影響 これはほんの一部で、まだまだ非常に多くの疾患やきっかけが原因としてあります。 自分で防ぐことのできる原因といえば、薬剤の中断くらいでしょうか。 したがって、原因が多岐に渡るとはいえ、あまり予防のために神経質にならなくてもよいかと思います。 巨大結腸症の症状 代表的な症状は、以下の3つです。 吐き気・嘔吐• 下腹部の膨満感 このほか、慢性巨大結腸症の場合は、元来からのしつこい便秘がみられることが多いです。 また、中毒性の場合、発熱・精神の異常などの症状も起こり得ます。 急性大腸偽性著閉塞症の場合、腸の一部に穴が開いてしまうことがあり、こうなると生命に関わります。 ただし、これは開腹手術後の入院中に起きることが多いため、すぐに対処できるかと思います。 巨大結腸症の治療法 治療法は、タイプや症状の程度によっても異なりますが、主には• 薬物治療• イレウス管の挿管• 便秘治療 などがあります。 既に触れましたが、巨大結腸症は先天性のものが多く、赤ちゃんや幼児の患者さんが主になっています。 反面、後天的なものは症例数としては少なく、手術後の急変や幼少期からの慢性的な便秘が引き金になるケースが比較的よく見られるようです。 したがって、しつこい便秘のある方は、まず便秘の治療をされることが、巨大結腸症の予防・改善につながります。 ただでさえ厄介な便秘ですから、体質だからと諦めることなく、病院で治療を受けることをオススメします。 腸閉塞と似ているけど、こちらは特に手術後にかかりやすい病気のようです。 手術後は、何か気になることがあればすぐに医師や看護師に知らせてくださいね。 女性は特に便秘に悩む人が多いから、まずは便秘を解消しておくことも大切ですね。 ひどくなるまで無症状なケースが多い卵巣腫瘍にご注意! ここまでは腸に関する病気でしたが、下腹部の張りという症状は、卵巣腫瘍にも認められます。 女性なら誰もが無縁ではない、この卵巣腫瘍という病気について、ぜひ理解を深めておきましょう。 卵巣腫瘍とは? 卵巣腫瘍とは、その名の通り、卵巣にできる腫瘍です。 腫瘍というと怖いイメージを持たれがちですが、卵巣腫瘍の8割以上は良性だと言われています。 良性の卵巣腫瘍のうち、よく見られるタイプとして、以下の3つがあります。 漿液性嚢胞腺腫• 粘液性嚢胞腺腫• 類皮嚢胞腫(奇形腫) ひとつずつ、どんな特徴があるのかご説明します。 この場合は、卵巣がんと呼ばれることもあります。 腫瘍の大きさは様々ですが、大きいものだと30センチほどにも成長し、お腹が膨らんで妊娠中のような見た目になることもあります。 卵巣腫瘍の原因 卵巣に腫瘍ができてしまう原因は、まだよく分かっていない部分が大きいのです。 ただし、メカニズムとしては解明されているところも多いです。 たとえば、類皮嚢胞腫の場合は、卵巣内の原始胚細胞(卵の元となる細胞)が、何らかの原因によって変化すると考えられています。 手塚治虫の「ブラックジャック」に出てくるピノコは、この類皮嚢胞腫の中の歯や髪、骨などをつなぎ合わせて作られたキャラクターです。 もちろん、現実的にはそのようなことは不可能ですが。 また、子宮内膜症が元となり、卵巣内に内膜ができて腫瘍となるものや、遺伝性のものもあります。 いずれにしても、なぜこのような変化が体内で起こるのか、その原因は今後の研究が待たれるところです。 卵巣腫瘍の症状 この病気は、なかなか症状が現れないことが大きな特徴です。 時として見られる症状としては、• 下腹部の鈍痛• 膨満感 これらが代表的です。 しかし、自覚症状が無いというケースの方が多いです。 なので、子宮がん検診や妊娠中のエコー検査などで、腫瘍が偶然見つかることもよくあります。 腫瘍がかなり大きくなってくると、腹水が溜まったり、腫瘍によって膀胱や腸などが圧迫されるため、排尿障害や便秘などの症状を呈することもあります。 また、腫瘍の茎の部分がねじれて茎捻転と呼ばれる状態になると、激しい痛みを生じます。 こうなってしまうと、緊急手術が必要になります。 卵巣腫瘍の治療法 卵巣腫瘍の治療法は、どのようなものでしょうか。 手術が原則となります。 切除した腫瘍を調べないと良性かどうかの確定はできないため、事前の検査で良性と思われるケースでも、基本的に手術が必要なのです。 手術法としては、開腹手術の他に、図のような腹腔鏡手術も行われています。 良性の腫瘍ならば、手術で切除してしまえば、それ以上の特別な治療は必要ないケースがほとんどです。 また、腫瘍の状態によっては、手術せずに経過観察で済むこともあります。 ただし、この場合は定期的な検診が必須となります。 卵巣腫瘍は大半が良性だし手術で治せるから、不安になりすぎる必要はないですよ。 ただ、元々、子宮内膜症がある人や、下腹部の張りや不快感が気になる人は、念のため検査を受けに婦人科へ行きましょう。 便秘や嘔吐を伴う下腹部の膨満感なら、絶対早めに病院へ行こう! 食べ過ぎたときや便秘のときなど、ちょっとしたきっかけで下腹部の張りを感じることは、珍しくないですよね。 「ガスが溜まっているのかな?」と思う程度の膨満感なら、きっと誰でも身に覚えがあると思います。 自然にガスが出るなどして、すぐに治るなら問題ないですが、もしも吐き気や嘔吐、激しい腹痛を伴う場合はとっても危険です。 そんな時は迷わず病院へ行きましょう。 また、女性特有の卵巣腫瘍でもお腹が張ることがありますが、こちらは自分では気づきにくいので、がん検診などはきちんと受けることが望ましいですね。

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