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次の映画を見ずにディスった上に、当たり屋的に映画を見に行く下衆の極みおじさん 非難轟々の『バイバイ、ヴァンプ』見てきました。 からあげ速報にも記事が出たのですが、 () そこに僕も登場しているので、見ずに映画をディスるのは言い訳不能の悪質な行為であり、その責任を取るつもりで行きましたよ、名古屋PARCOセンチュリーシネマ。 映画代1700円 1900円だけど駐車券で200円引き 、駐車料金1500円、コーヒー400円かけて! 結果的に当たり屋のような見方になってしまって申し訳ない気持ちもあるのですが、でないとこの手の映画は僕はスルーするタイプの映画なのでご容赦いただきたいです。 これは悪評を聞きつけて見に行った、かなり性格の悪いサブカルおじさんが「どーれ、どんなもんか見てやろうじゃないか」なんて気持ちが最低でも無意識下にはある状態で見た、と思って読んでもらって構いません。 今回はネタバレ全開で書きます。 ご注意下さいね。 映画の出来は問題じゃない 予告編見た方ならわかる通り、かなりチープな映画です。 その出来が気になる方もいると思いますが、一言で言ってしまえば「 アイドル主演のための深夜ドラマが107分でした」レベルです。 や、それ以下かも…。 ツッコミどころは無限にありすぎて正直何から書いていいのやら…。 書き切れないので、気が向いたらTwitterに書きます。 炎上している件でわかっているとは思いますがこの映画の酷さ、映画としての出来じゃないのです。 例え映画の出来が完璧だったとしても、このお話だったらクソ映画です。 害悪映画です。 出演者のファンの皆様、気を強く持って! 演技については メインの出演者は渡辺裕之さん以外は全員ド下手 に撮られてる ですが、役者さんの責任は薄いと思います。 なぜなら演技が下手なタレントや、もっと言えば素人を使ってもいい映画は撮れるからです。 例えばジャルジャル主演の『ヒーローショー』は文句なしに傑作ですし、『のようなもの』や『15時17分、パリ行き』はお世辞にも 演技が上手いとは言えない素人が主演でも素晴らしい映画です。 アイドル映画についても僕は肯定的で、AKBを卒業したばかりの前田敦子主演『もらとりあむタマ子』は大好きな作品ですし、過去にも名作はたくさんありますよね? なので出演者のファンの皆様、気を強く持って!彼、彼女らは何も悪くない。 作品選びに失敗したと思って無理に反論しなくてもいいですよ! 大問題!同性愛についての描き方 さて同性愛について酷い描き方と評判のこの映画、どのように酷かったのか、問題点を列挙していきます。 前提となる設定として、街にルーマニアからヴァンプ 吸血鬼 がやってきて噛まれると同性愛になる、というクソな設定があることをご承知おき下さい。 同性愛は趣味 LGBTQにほんの少しでも関心がある人なら耳タコの言葉「 性的嗜好と性的指向」。 これをこの映画では見事にわかってないことが序盤、ヴァンプに噛まれて同性愛になってしまった同級生に対して 「あいつあんな趣味あったっけ」とのセリフでバレてしまいます。 この「 趣味」という言い方、僕の記憶しているところでも 3回は出てきます。 ウッカリでなく、間違いなくわかっていません。 「同性愛」になった人は発情しっぱなし ヴァンプに噛まれた同級生ばかりになってしまった教室では、同性同士キスしたり、机をベッド代わりに服を脱がせながら前戯をしたり、膝の上にまたがって乳首をいじったりするカップルだらけの光景が広がります。 主人公たちはこの教室でセックスが始まろうとしていることではなく、同性愛になってしまったことに驚くのです。 20年、30年前まではテレビではよく見た光景です。 同性愛のタレントが登場すると、同性を襲わせて逃げたり、キスを迫らせて笑うものです。 そこからのアップデートが一切ないことに驚きます。 製作者は2017年の「保毛尾田保毛男」の問題すら知らないのではないでしょうか。 この街が同性愛の街になっちまう 予告編で僕がかなりカチンときたこのセリフ「 この街が同性愛の街になっちまう」も、映画を見るともっとヤバい言葉だと気付きます。 そして周りに「同性愛者」が増えてきたときに出るセリフ「この街が同性愛の街になっちまう」。 これは同性愛者が多くなって「マジョリティである自分たち異性愛者がマイノリティになる恐怖」を感じている人が書いた設定であることがビンビンに伝わってくるのです。 白人が有色人種を、日本人が在日外国人を差別する時と同じ構図です。 最悪です。 予告編で感じた最悪を超えてきた瞬間です。 この後、この最悪をさらに超えるとは…。 本当にクソ映画です。 主人公のお父さんは変態 物語中盤、主人公のお父さん 川平慈英 はヴァンプであり、人間の女性と結婚したと語られます。 主人公はヴァンプと人間のハーフ ダブル、ミックス だと分かるのですが、その説明がまた酷い。 ヴァンプは同性愛がストレートであり、異性愛は「変態」だとのセリフがあるのです。 は?ストレートでない性的少数者は変態だと?てめぇ何言ってっかわかってんのか! そしてその「変態」を粛清するためヴァンプはこの街に来たそうなのですよ。 もうマジで勘弁してくれ。 ヴァンプと人間の違い、それは… ヒロインがヴァンプ化して同性愛になってしまい もうこんな書き方本当に嫌だ 妹とキスして首筋を舐め合うのを眺めていた主人公「快楽を求めるヴァンプと人間の違いは…」と語り始めます。 もう僕は察して 「あの言葉だけは言うなよ、NGワードだぞ、マジでやめろよ…」 の願いも虚しく 「愛だ!」 と言ってしまいます。 最悪の最悪の最悪です。 ヴァンプ=同性愛者は「快楽」だけでセックスをして「愛」は無いと言ったも同然です。 この後、ヴァンプでない同性愛者も描きますが、そんな言い訳はここまで散々偏見と間違った認識をばら撒いておいて通用する訳ないです。 ヴァンプの矯正 ラスボスであるヴァンプとの決着は説教と薬です。 ヴァンプは男女2人組みなのですが、女性ヴァンプに「キリストの末裔」の血を飲ませて元々彼女にはあったらしい「異性愛」の気持ちを強化させるのです。 そしてその「愛」によって男性ヴァンプも「異性愛」に目覚めてでたしめでたし。 生まれながらの同性愛は認めながらもイメージは変わらず ヴァンプ問題が解決して してねえ 街が元どおりになった後、 それでも残ったガレッジセールゴリ演じる先生と恋人の男子生徒の2人「生まれながらの同性愛者」が「肯定的」に描かれますが、外でチンコ触ったりボディタッチが多く、やたらと見つめあってデレデレするなど「同性愛は発情しっぱなし」との認識は変わっていません。 この映画の言いたいこと 監督なのか脚本なのかプロデューサーなのか全員なのかわかりませんが、この映画の言いたいことを読み取ると 「同性愛者」は「趣味」で「快楽」のためにセックスを所構わずする「変態」であり「愛」は「異性愛者」のもので「同性愛者」には無い。 そして「同性愛者」が増えると「異性愛者」は困るから矯正しないと同じ街で一緒に暮らせない。 としか読み取れませんけど、違いますかね? まとめ 同性愛について無知でウッカリいろいろやらかしてる映画じゃありませんでした。 ハッキリと同性愛者に嫌悪と嘲笑があり、認識も間違いまくっている上に恐怖まで感じているように見えます。 そして、これをなんの疑問もなく「愛」をテーマにしてると言えてしまう無神経さ。 もし、公式のあのツイートを本気で書いているのだとしたら、どうかしてます。 映画を自分で見直して見なよ。 この映画を擁護するのは無理だよ。 クソ映画、害悪映画。 僕は断定します。 最後にこの映画、上映中止を求める動きもあるようですが、僕はそれには賛同しません。
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